Yukiyanagiな日々

趣味で創作活動しています。野生動物、北方狩猟民大好き。創作活動の報告や、日々思うことを綴ります。

大統領選が意味するもの ―私たちにも関係すること―


先週アメリカ大統領選挙があって、まさかのトランプが選ばれちゃったなんていうショッキングすぎる大ニュースがありましたね。

9日夜帰宅直後に知ったのですが、あまりの衝撃に泣いてしまった私。いつだったかイギリスのEU離脱もあったわけだから起こり得るだろうなとは思っていたけれど、世界の分断がいよいよ本格化してしまい悪夢の幕開けを感じました。

トランプは早速メキシコとの国境に壁を作るだの不法移民追い出して再入国させないだのTPP脱退するだのを公約に書いているわけですが、オバマさんが8年間頑張ってつくり上げてきたリベラルな素晴らしい政策をほぼ全部チャラにする気です。

なんでこんな奴がいいの? 政治のこと何にも知らないし経験ないしゲスいこと言いまくるし。でも、選んだ有権者たちは「それがいいんだ」と言っています。
「それだけアメリカ国民が既存の政治に絶望してるってことだね」と、国際情勢に強い関心を持つ母は落胆しながら言いました。

ただ今日で一週間経つわけですが、そこそこ現実路線で動こうとしてるみたいです。選挙で散々亀裂の入った共和党とも関係を修復しようとしているようだし、オバマケアも一部残すと言ってるし、選挙中に「日本も核武装しろ」と言ってたくせに後に自身のツイッターで「そんなことは言ってない」とか言っちゃってるし。

さあどうするんでしょうかね。そもそもこの人を選んだ有権者は過激な発言の内容を期待して票を入れてたんですから。現実路線で動いたら票を入れた人たちが怒るのでは?逆に発言どおり全部実行すれば国内外大混乱になるわけですけども。


それで、普段まあまず政治の話をしない私が、なんでこんなことを書くのかと言うと、今回トランプに票を入れた人たちの傾向には、私たち日本人、とりわけ若年層にも当てはまりそうなものがあるからです。

それは「新聞を読まない」「情報源がSNSなどのネット」ということ。

今回の大統領選ではニュースの情報源が新聞と答えた人が2割程度で、ネットが情報源だという人が(割合は忘れちゃったんだけど)ものすごく多かったそうです。TVなどの既存の情報源は信用できないというのも、活字離れした若年層がネットに流れた理由のひとつだとか。アメリカにはNHKやBBCといった公共放送がないので、報道番組も視聴率を稼ぐために情報操作しているそうです。たとえば殺人事件が起きた場合、被害者が裕福な白人で、加害者が貧しい有色人種という構図の方がウケるというし、実は両者がギャング同士の抗争だったとしてもそれは報じないのだとか。(これは映画「ナイト・クローラー」から知ったのですが)
日本の場合は此処までではないとは言え、社会に関する情報源がネットという人は少なくないはずです。でも、ネットの情報というのは発信者が無責任に発していることが多いし、ましてSNSなんてもっと個人的な感情があふれているでしょう。また、これは同じくSNSユーザーである自分でも実感することですが、自分が考えたことを発したり共有したり「いいね」押したりすると、似たような内容やユーザーの情報が「おすすめ」されますよね。そうなると、自分の偏った考えをより強化させることになりかねないそうです。だから、ちゃんと現実を知っていればまず間違っていると分かることも、正しいと思い込んでしまうのだそうです。


だから今回の結果を知ってから、私も新聞を読むようにしてみました。分厚くて字が多いので読めるかなぁと今まで躊躇していたのですが、国内外の情勢や見出しから気になる内容だけ選び、まずはそこだけでも読んでみようと思います。

TVのニュースだとパッパッと内容が変わってしまい、あまり深く考えることができないと聞いたことがあります。新聞なら自分のペースで読めるし、考える時間も持てます。今までどことなく他人事だと思っていた世の中の動きを、もっと危機意識をもって向き合っていこうと思います。



0 Comments

Add your comment