Yukiyanagiな日々

趣味で創作活動しています。野生動物、北方狩猟民大好き。創作活動の報告や、日々思うことを綴ります。

それって「人種差別」なの?

今日の社会では、ネットであれリアルであれ、人々の心の中にはある程度「人種差別をしてはいけない」という意識があると思います。欧州で極右政党が出たりトランプみたいなのがやんやわんやと堂々と人種差別的なことを言ってはいますが、基本的には現代人の常識として人を民族や外見、出身の国で差別したり、あるいはステレオタイプな目で見ることはいけないと心得ていますよね。

でも、それがちょっと行き過ぎているのではないかと思うことがあるんです。

例えばこの記事を書こうと思ったきっかけになったのが、Avril Lavigneさんの「Hello Kitty」という曲なんですが、(この曲を私が好きとか嫌いとかいう問題はおいといて)彼女が日本を意識して作ったこのPVが、海外では「人種差別的だ」と批判されたそうです。



調べてみたんですが、このPVは撮影が日本国内で、振り付け師やスタイリストなどもすべて日本人だそうですよ。私も見ていて特に違和感のようなものは覚えませんでした。それなのに、なんで他の国の人間が「人種差別的」なんて言うの?


これだけではなく、ケイティ・ペリーさんやほかのアーティストでも、着物などの日本の伝統芸能を表現すると「人種差別的」と激しくバッシングを受けています。まるで、アーティストが外国の独自の文化を意識して表現をしたものはすべて「人種差別的」と括られているような感じです。しかも、そのモデルとなった国や現地の人(日本とか)はあまり苦にしてないのに、案外ほかの国の人がぎゃーぎゃー騒いでいるような気がするんですよね。正直、大きなお世話だわ!

たしかに服が変だとか作法が間違ってるとかそういうことはあるとは思うし、ステレオタイプな意識が拭いきれないということは大いにあるとは思います。でも、それが果たして人種差別に直結するんでしょうか。実のところアーティストとしてはその文化をリスペクト(尊敬)している場合が多いと思うんですよ。


本当に人種差別的な表現をしているというのは、描かれた民族の人が見たときに、侮辱されたと感じるかどうかだと思います。フランスで2年前に起こったシャルリー・エブド襲撃事件の場合では、そのきっかけとして、以前からこの出版社がムハンマドをからかうような風刺漫画を描いて出していたことで、現地に暮らすイスラム教徒を傷つけていましたよね。こういう表現は私はすごく差別的だと思います。


でも、遠くの国に思いを馳せてその文化を表現したことまで「差別的」なんて言われたらたまったもんじゃありません。私の場合、北米先住民などの北方狩猟民と中世ヨーロッパを合体させたような独自の民族を創作し、表現しているのですが、もし私の作品がもう少し知名度が上がった場合に、「あんたの表現は北米先住民に対する人種差別だ」なんて言われるような気がしちゃうんですよね(T_T)


「人種差別的だ」と騒ぐ衆らは、その表現からエスニック(民族的)なものを感じたり、アーティストから違和感を覚えたときにそう言うのだと思います。どの民族の出身であれ、彼らは皆自分たちと同じなのだ、同じ暮らしをしているはずだという意識があるから、自分たちと違うと思わせるような文化のにおいがすると、その違和感を差別的表現のせいだと思うのではないでしょうか。
(そしてそれを声高に叫ぶことで「自分、意識高い系」っていう感覚に浸ろうとしているんじゃないんだろうか?)

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