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Although the world is full of suffering,
it is full of the overcoming of it.
- Helen Keller

04

春のシアトル旅日記―奇跡のショップ/現代先住民たちの情熱

話は再び24日になります。この日はパイク・プレイス・マーケットへ行ってきました。

パイク・プレイス・マーケット概観

パイク・プレイス・マーケット概観

パイク・プレイス・マーケットはシアトル名物のひとつで、魚を投げる魚屋があることで有名です。

IMG_9306.jpg
名物すきて、看板にも魚を投げる人が描かれちゃってるし(笑)

パイク・プレイスの感じ

生鮮食料品の他、土産屋や雑貨屋など、小さな店が犇めき合うように並んでいます。しおちゃんのブログを見てあらかじめ知っていたので、シアトルに来たら絶対行きたい場所のひとつでもありました。


でも、日本を発つ1週間ほど前に、もっとすごい店がこのマーケットにはあることを知りました。

Eighth Generationという、現代の先住民アートを扱うお店があるんです!

前日スタンレーパークへ行ったことや、2年前にオジブワ族の人が運営してるショップへ行った話をしていることから、私のブログ的には今更ある意味新鮮味のない話かもしれません。
しかし、まさかパイク・プレイスにそんな店があるとは思いもしませんでしたよ!このショップのことはNHKの報道番組で紹介されて知ったのですが、もし知らなかったら寄らなかったと思います。

というのも、実際行ってみたらパイク・プレイスは思ってた以上に敷地が広く、週末なのもあって人もたくさんいてぎうぎうだったんです。既に疲れが溜まっていた私と母だったので、何も前情報がなければ軽く外側を見て良しにしてしまったと思います。

パイク・プレイスの感じ

パイク・プレイスの感じ
※あんまりぎうぎうなシーンは撮らなかったので伝わらないかもしれませんが、まるで台湾の商店街のようにぎうぎうだったんですよ

しかも、最寄の店の人にこのEighth Generationの場所を聞いても皆知らないんですよ。サイトに「ガム・ウォール(ガムの壁)の近くにある」と書いてあったので、ガム・ウォールの場所を聞いてようやく見つけられた具合なんです。
マジでNHKさんには感謝だわ!

ショップ外観
店の入り口。上の看板が個人的にちょっと中国の獅子舞にも見えるんだけども…。

中はこんな感じ。

ショップの様子

ショップの様子

ショップの様子

あらかじめ目星をつけていたブランケットが残っていて良かった!ついでにスペースニードルの描かれたTシャツも購入!
(写真は帰国後撮影したもの)
ブランケット
かなり大きく、色が派手なので博物ふぇすのブースの机にかけてもいいかも♥

Tシャツ
これも博物ふぇすの時に着てたらすごいアピールになりそうだ!「シアトルの先住民アートのお店で買いました」って言えるね!

お会計を済ませた後、店内のギャラリーにいた創業者にも会いました。実は今回買ったブランケットやTシャツは、この方のデザインした作品でもあります。
創業者さんや店員さん含め、日本のテレビ番組を見て来たと言ったら「NHKですよね!」ってすごく嬉しそうでした。創業者さんは「番組のディレクターが聞いたらとても喜ぶと思います」と言ってくれました。
(※オフィシャルサイトにも、NHKで紹介されましたって書いてました→ リンク
多分なんですけど、NHKの報道後やってきた日本人って、私たちが第1号?(まだ1週間くらいしか経ってないしね)

もうちょっと店内の細かいところも写しておけば良かったかなと思いますが、他にも様々な個性あふれるアーティストの作品が並んでいました。

今までも先住民系の店にはいろいろ行ってきたんですけれども、これまでとは違うのは「現代の先住民たちの純粋なアートです!」ってことを全力でアピールしていること。これまでの場合は、どちらかというと伝統を引き継ぐだけ、みたいな感じでした。(ただ、2年前に行ったオジブワ族のミュージアム兼ショップには現代のアーティスト作品もありましたが)このショップの場合は祖先からの思いを引き継ぎつつ、現代を生きる彼ら一人ひとりのクリエイティビティを全面に生かし、彼らの生活も支援するみたいな、かなり攻めてる感じになってます。言い忘れましたが、創業者さんも、先住民の血をひいています。

パッケージにも袋にもサイトにもレシートにさえも書かれているのは「INSPIRED NATIVES - not "Native-Inspierd"」という言葉。どういう意味なのか母に聞いてみたところ、恐らく「インスパイアされた(ひらめいた・感化された)ネイティブの作品であって、ネイティブからインスパイアされた(つまりネイティブ風)作品ではありません」ということじゃないかとのこと。

私もここ最近感じるのは、北米先住民(ネイティブアメリカン)文化が人気になりつつある中、安価な偽物も多いなあということ。
日本のみならずそれはオリジンのアメリカ(多分カナダも)でもあることのようで、東南アジア産のネイティブ(風)グッズが数多く出回っています。
例えば、ドリームキャッチャーもアメリカンな雑貨屋やエスニック系の店でよく売られていますけど、大抵はインドネシア産。
オルテガ柄のハンドバッグもドヤ顔で「インド産です☆」とアピールしてるエスニックショップがありますけど、違うよね。
「インディアン」って此処では意味違うよねって(笑)
※製作してるアジア諸国の人たちも心外だろうに……。


実は、私が創作している作品で、描いている人たちや文様を「架空の地域の架空の民族」としているのにはこういった背景を考慮しているからなんです。もう誰が見たってネイティブ系なんだから「どこか架空のネイティブアメリカン部族」にしちゃってもいいんじゃないかと思われるかもしれませんが、それだとそれこそ「Native-Inspierd」になり、イミテーション全開になってしまいます。
私は彼らのことを完全に理解しているわけではないし、なまじっかわかったつもりになって真似るのはかえって失礼だと思うのです。それに、私が描く鳥や獣のような特徴を持った人々を彼らと同じ民族に混ぜてしまうことが、彼らにとって不愉快に感じる可能性も否定できません。
どんなに影響を受けてもそのものとしないのは、彼らの文化に対する私なりの敬意です。そして、私も完全なパクリにならないよう気を配っています。似てるけれど違う、モチーフにはしてるけどオリジナル、そういうスタイルでいこうと考えています。



とても楽しかったのですが、もうそろそろ体力に限界を感じ、この日は午後3時ごろにホテルに戻ってきてしまいました。
再三お伝えしておりますとおり、バスツアーではないし、頼りになる父親もいない状態なので、かつてないほど体力を消耗していました。そのため、他にも行く予定のあったところはいくつか諦めました。


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