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Although the world is full of suffering,
it is full of the overcoming of it.
- Helen Keller

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博物ふぇすてぃばる、お疲れさまでした!【これからの出展や発信の方向性】

※今回の記事は、自身への備忘録や考察も含んでいるため非常に長文です。

昨日21日、これまで私が人生をかけて作り上げてきた作品集を、夢の舞台である「博物ふぇすてぃばる」にて全放出致しました!

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思っていた以上にスペースが狭く、段ボールがしまい切れなくて後ろから見える、みたいな事態になりました。私が座っていたのは、なんとか確保した僅かなスペースでかなり窮屈でした。

人生初の出展で、商品が飛ぶように売れて完売! …なんてことはあり得ません。実際のところはちょびちょび売れた、ってところで、全品目商品が大量に残りました。ぶっちゃけ、ちょっと作りすぎたかなといったところ。イベント終了後、片づけているときに少し手伝ってくれた隣のブースの出展者さんが、「初出展でよくこれだけ作れたね」って驚いてましたもん。
私に「物別に10種類は用意した方が良い」とアドバイスをくれた経験者さんは、今回私の斜め向かいにブースを構えていましたが、段ボール1個で全部入りきるほどのボリュームでした。多分、サイズも小さい上に一つ品目における種類や数がそんなに多くなかったのかもしれません。

シアトルで買った赤いブランケットやレイアウトの効果、後は私の絵の華やかさ(?)からか、立ち止まって見てくれる人はそこそこいたんです。しかし、なかなか買うに至る人が少なかった、といったところでした。でも、A4の看板やミニパンフレットは効果抜群で、看板を凝視したり、パンフレットだけは貰っていってくれる人も結構いたので、今回の人生初の出展は、まず私の作品の世界観を知ってもらう、というところから始まりました。

しかし、一人、私目当てで来てくれた方がいらっしゃいました。私とほぼ同世代ぐらいの女性で、開場1時間ぐらいに私のブースの前にすっと現れて「雪柳さんですよね?!」とすごく目を輝かせていました。「Twitterで見ました! 私、雪柳さんの絵がすっごくタイプで好きなんです!」って言ってくれたのです。「どれにするか迷っちゃう」と言いながら、クリアファイルや小説、トートバッグを始め、たくさん買ってくれました♥
その後もその方は再び私のブースに来て、「小説第2章まで読んだのですが、すっごく引き込まれました! 友達にも薦めたいので2部追加で買います!」って買ってくれました。
初めての出展で早速熱烈ファン1名獲得です。゚(゚´Д`゚)゚。
こうして見てみると、やはり反応があってもなくても、とにかく発信し続けることに意味があるんだなと思いました。以前の記事にも書いたかもしれませんが、たとえ今は知名度がなかったり共感者が少なかったりしても、発信すれば誰かの心に届くのですね。
やっぱりSNSやっていて良かった! と思えた瞬間でした。

その後もちょいちょい私の世界観や絵柄に興味を持ってくれる人が現れ、そういった方が買ってくれる場合が多かったです。ただやはり人間の描かれたグッズより、動物が描かれたグッズの方が売れやすかったです。予想していた通り。
でもね、意外に小説が売れたんですよ。世界観を凝縮しているものだからか、表紙にオオカミが映っているからなのかわかりませんが。(博物ふぇすにはオオカミ好きが多いんです)

ブースの前で立ち止まって物色しているお客さんには「オリジナル民族を考えて表現してみました。鳥や獣みたいな体の特徴のある人種がいるという世界観で絵を描いています」と説明したのですが、「これオリジナルなの?」って驚かれる方が結構いました。
「いや、オリジナルでないもの出すと思うの?」って思えたんですけど、博物ふぇすではそんなにオリジナル作品ということにこだわりを持たない人が多いのでしょうか。
イベント終了後、隣のブースの出展者さんと話す機会があったのですが、博物ふぇすてぃばるというのは、動物系や宇宙系が売れやすい傾向にあるそうです。
「通りで私みたいな独創性の強い作品出してる人が少ないわけだ」と思いましたよ。私はこのイベントが大好きで、このイベントでの出展を4年間夢見てきたわけですが、何故皆シンプルな内容の表現ばかりなんだと思っていたんですよ。シンプルな内容というのは、例えば、オオカミが好きならオオカミを表現したグッズを販売し、昆虫が好きなら昆虫モチーフ、ミジンコが好きならミジンコグッズというように、皆好きなものに対してダイレクトな表現をしているのです。好むモチーフは人それぞれだけれど、あまり独創性を混ぜてアレンジしてはいないわけです。一方私は、人類の進化や北方狩猟民族、欧米史をモチーフにしてるけど、独自のアレンジや独創性を入れて表現しています。そして私は、他の出展者さんみたいにモチーフにしたものを好きになって欲しいというより、自分の表現した作品に共感して欲しいという思いが強くあります。
私は人と違うのを好むので(承認欲求はすごいくせに)、「だったら私がそのパイオニアになってやらぁ!」と意気揚々と出展に臨んだのですが、パイオニアとして出展した結果がこれだということがわかりました。(まあ初出展というのもありますが)
審査では参加規程に合っていたのか通ったけれど、イベントに来るお客さんの好むタイプが、オリジナリティよりもモチーフそのものの方を好んでいる方が多いようです。
あとは手伝ってくれた出展者さんが言うには、今回はいろいろ不利な条件が揃ってしまっている可能性もあるそうです。私たちがいたFフロアというのはかなり奥にある部屋で、お客さんがFフロアまで来ずに人気ブースの多いAフロアやBフロアを回っただけで帰ってしまった可能性があるとのこと。そして、私の反対隣にいたブースが人気だったために客を取られたとか、そのブースのお客さんが私のブースの前まではみ出して壁を作ってしまったことが、よりお客さんが来にくい原因になったかもしれないとのことでした。写真にシロクマの着ぐるみみたいなのが写っていたかと思いますが、そっちに関心が行くお客さんが多く、その着ぐるみや(写っていませんが)ヒグマのヘルメットを被って写真撮影というものもあって、写真を撮るお客さんが私のブースの前に立つことがよくありました。真ん前まで来たときはさすがに注意しましたよ!(穏便にだけど、興味がないくせに立つなって気分で)

しかし売り上げの結果はともかく、とても楽しくたくさん学べた有意義で貴重な1日でした。近くの出展者さんは皆優しく親切な方たちばかりで、気さくで、お菓子を頂くこともありました。またお客さんも大抵はいい人たちばかりなので、楽しくコミュニケーションできました。私の込み入った世界観を紹介したパンフレットを見て「こういうの大好き」とか「こういうしっかりした理屈があるのっていいよね」と、共感のコメントを頂いた瞬間は至福の時でした。

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自分でもお客さんに説明していて思ったのですが、やっぱり、私の作品というのはパッと見てわかるものではないので、すぐに大人気になる、ということはなさそうです。というか私は、むしろ見た目の華やかさや面白さが全て、みたいな単純明快なものが嫌で、自分がこだわりにこだわって設定した細かい世界観のもと、作品を表現したいと思っていたはず。
だったら、周囲の反応もそれに応じたものになるに決まっているのです。今までの悶々とした投稿にもあったように、わかりやすさを重んじるSNSの世界を生きていると、私みたいな複雑な世界観を表現している作品は魅力がないとされてしまいがちです。しかし、そもそも望んでいる結果が違うのだから、私はそんな風潮など無視すれば良かったのです。私は今出来るオンラインへの投稿やイベント出展などを通して、少しずつ理解者を増やし、理解者や共感者たちの口コミによって知名度を上げていく形なんだと思います。わかりやすさを重んじて不本意なテーマを表現し、それで短期間で数多くのファンが出来たとしても、私をそれ系の人だと思い込まれたり、或いは誤解して拡散されてしてしまう方がよっぽど嫌だと思います。(私が動物系アーティストだと思われると不本意なように)
イベント中はなかなか売れなくてちょっと腐りそうになった瞬間もあり、残った在庫どうしようとか、やっぱり見た目がわかりやすい方が良いのかなとか思ったりしてしまいましたが、今回大量に作った商品については、将来への投資だと思って、また次回別のイベントで販売しようと思います。(絵に興味を持ってくれたものの、小説しか買ってくれなくて「世界観を理解してから買いたいと思います」と言ったお客さんもいたので)プロフィールにも書きましたが、次回は11/25に開催されるコミティアに出展予定です。また、今年はもう募集が終わってしまいましたが、来年デザインフェスタへの出展も計画しています。
次回以降はもう少し状況が有利になってほしいなーと思うけどー(´・ω・`)

【追記】
後日Twitterで私宛に戦利品(イベントで購入したものをそう呼ぶことが多い)をツイートしてくれた方が何人かいまして、そのツイートをいただけたときは本当に嬉しかったです。こういった方たちが貴重な拡散者として、私の作品を宣伝してくれるのだと思います。

博物ふぇすはまだ小さいイベントのため、ジャンル別に分けたブースの配置がされていないのですが、今後このイベントがどんどん大きくなって(毎年出展者数が増えて使うフロアも増えている)、いつかジャンル別でのブース配置がされるようになったら、もっと興味を持ってくれる人がでてきやすくなるんだろうか。
ちなみに、博物ふぇすの16倍以上、5000ブース抱えるコミティアの場合は、応募の段階でジャンルを選択しなくてはなりません。やっぱりしっかりジャンル分けされたほうが、趣味が合う人と出会いやすいと思うんだよねヽ( ´_`)丿
去年の博物ふぇすリポートではコミティアをちょっと小バカにしたような書き込みをしていましたが、大事なのはジャンルやお客さんの興味の方向性なのではないかと思いました。今回の出展で作品に興味を持ってくれた人の傾向としては、やはりファンタジーが好き、とりわけ異世界系(RPGも含む)や獣人系に興味のある人が多かった気がします。だったら、コミティアの「SF・ファンタジー」ジャンルに出展したほうがより興味を持ってもらいやすいわけですよね。(たとえ私が自分のキャラたちを人外ではなく人間だと定義していても、お客さんが興味を持つきっかけとしてはそんなに関係ないってことなんですね)

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