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Although the world is full of suffering,
it is full of the overcoming of it.
- Helen Keller

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【表現の実験場】共通点のなさ過ぎる魔法戦士団つくってみた

皆さん、RPGやアニメなどを通して、魔法を使って戦う集団ってどんなイメージがありますか? 10代の少女の集まりとか、中世ヨーロッパ的な雰囲気の集団とかが思い浮かびやすいんじゃないかと思います。

でもそんな中で、国籍も性別もその他アイデンティティーもバラバラな人たちが魔法戦士団を作ったら、面白くありませんか?
海外ドラマや映画などでは、ある共通の志のもと集まった集団の中に様々な人種や性別の人たちがいることは、ここ10年以内の作品だとよく見かけます。だからそのノリで、世の悪と戦う魔法戦士団がいたら楽しそうだなーって思うんですよ。


いやあのね、なんで急にこんな話してるのかと言うと、実はちょっとメインの創作に若干飽きが生じているんです。(コミティア目前にして?!)また「とりあえず野生動物関連の絵を描いておけばウケる」みたいなノリが安直な感じがして歓喜がないので、ここいらで単発&実験的なネタを描きたいと思ったんですよ。


国籍も人種も職業もバラバラ、私のこれまでの創作活動史上最もユニバーサルな魔法戦士団を描いてみました。
我ながら作ってみてなかなか面白かったんだけど、実験的な内容だし、pixivに出すとどうしても反応や評価が気になってしまうのでブログのみでの公開とします。 
(※実はこの絵ができるまで記事を公開できなかった。まだ細かい柄や陰影はつけてない)

バラバラすぎる魔法戦士団
※クリックで拡大できます。

5人それぞれの名前とざっくりとした設定は以下の通り。

◆ アビー・ウェスト【中央】
黒人とマレーシア人のハーフのイギリス人。表の顔はシステムエンジニア。
明るく社交的だが普段の職業柄のこともあり理性的で冷静な状況判断が出来る。この魔法戦士団のリーダー。
メンバー同士の円滑な運営や情報交換のため専用アプリを開発するなどIT技術も積極的に導入している。
リーダーとしてメンバー全員に分け隔てなく接するため、特定のメンバーとのプライベートな付き合いはしたがらない。
◆ ゆうか☆(本名:春本佑人)【右から2番目】※主人公?
トランスジェンダーの日本人。表の顔はアイドル。ひそかにYouTubeでゲーム実況もやっている。
魔法戦士団に入ったことで本気で魔法少女になれると思いやる気満々。早速決め台詞を考えており、使い魔をほしがっている。
俳優兼モデルのルスランの大ファンで、知り合う前からFacebookでフォローしていた。中学のときまでバンクーバーで暮らしていたため英語には事欠かない。
◆ テオ・ホース【右端】
アメリカ先住民(ネズ・パース族)。表の顔はミュージシャン。
自分の出身部族に誇りを持ちいつもアクセサリーを身につけている。地元で毎年行われるパウワウ(先住民の祭)には必ず参加する。博愛主義で戦いを嫌い、環境保護活動家でもある。魔力を温存するため、そして銃社会アメリカで銃に頼らずに自分や家族を守るため、毎日の筋トレを欠かさない。痩せ型のルスランを度々筋トレに誘うが必ず断られる。
◆ レイチェル・チェン【左から2番目】
中国系カナダ人。表の顔は弁護士。
正義感がとても強く世の一切の悪や不正を赦さない。情に厚く、少し感情的になりやすいところがある。ゆうか☆とは仲が良く、プライベートで連絡を取り合うこともある。
◆ ルスラン・ミシュレ【左端】
スウェーデン在住のロシア人。表の顔は俳優兼モデル。容姿端麗で神秘的な雰囲気から「エルフ」の異名を持つ。
身長は196cmもあり、155cmしかないアビーとは親子ぐらいの差がある。
幼少期に家族と共にモスクワからストックホルムに移住した。口数が少なく、何を考えているのかよくわからない。やや尊大な態度が見られ、レイチェルから嫌悪されている。仕事が忙しく不規則なためなのか、メンバー同士の会合や打合せをしょっちゅう欠席するし遅刻常習犯。

※すんません、想像力の乏しい私なので、実在の人を参考にしてるキャラが何人かいます。


ところでこの人たち、なんか変身するのかって? いやぁ、それは想定してないっすね。魔法少女じゃないんだし。
まだ彼ら一人ひとりにどんな魔法が使えるのかは決めていません。本当にただメンバーの素の状態の設定しかしてません。ちょっとずつ決まり次第、またこの記事に追記しておきます。

我々日本人の一般的な感覚からしたら、出身国の名前だけ聞いたら白人だらけな気がするけど、実際のところモンゴロイドが一番多かった(笑)
アメリカ人、カナダ人、イギリス人だから金髪碧眼? それもう古いよ。
ものすごくどうでもいいことなんだけど、長らく自分は人の顔(特にモンゴロイド系)をリアルに描いたら「むっちり村」みたいなことになるんじゃないかとすごく心配してました。ならなくてよかったです。


そういえば、いやマジで偶然の一致なんだけど、アーティストの井上涼さんの作品で、「バラバラルルル」っていうのがあったんだよね。コーラス部の共通点のなさ過ぎる5人(4人と1頭)が互いの事情や主張をぶつけ合いつつも、コンクールに出場するって話。



違いに戸惑いつつも違いを尊重してひとつことを成し遂げるって、こういうことなんだなと改めて思いました。
なんだかんだ言って私自身本当にバラバラな人たちに揉まれて暮らしたことがないんで、ドラマとか人の話とかそういうものから憶測するしか出来ないんです。

今回、この多様すぎる集団を表現してみたことで、「多様性を認める」ってどういうことなんだろうなって改めて考えてみるきっかけになりました。
そこでちょっと調べてわかったことは、無理にみんな「なかよしこよし」になることじゃないってこと。それぞれの価値観や好き嫌いが混在してても、自分を押し殺して「いいねいいね」って言うことじゃなくて、異質で受け入れがたい相手がいるってことを認めることなんですよね。

実は今回私が描いた集団についても、けっして「皆大好き!お友達になりたい!」って気持ちで描いたわけではありません。個人的には黒い肌より白い肌の方が好みだし、アイドルなんてぶっちゃけ全然興味ないし、左端の人物なんか実際に関わったらスゲー嫌な人だと思うよ。でも、そう言って自分の好きなものしか表現しないって言うのも、マンネリ化して面白くないんです。自分が興味のないもの、完全な好みじゃなくても、表現してみようって思うことで、新鮮なネタが生まれ、楽しくなってきます。
自分にとって創作というのはすごく不思議なものですよ。実際に起きたり関わったりすると激しく嫌だと思っても、「こんな人がいます」「こんな社会問題があります」というように「設定」してしまうと、「そういうこともあるよね」って感じで認めることが出来るんです。ハイ・ファンタジーの世界観考えてるような感覚なのかしら?
※本当に嫌でしかない場合は作品にしても面白く感じないけどさ。

10代までの自分は、実際にかかわりたいと思う人しか表現したくないって思っていました。つまり自分好みじゃない人は「排除」していました。まあ表現の自由だから好きなものを描けばいいとは思うけど、それだと皆似た感じのキャラばかりの集まりになって、個性が表現できないですよね。

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