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Although the world is full of suffering,
it is full of the overcoming of it.
- Helen Keller

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私が日本の漫画やアニメが大の苦手である3つの理由

私の絵に興味を持ってくれる人の中には、漫画やアニメが好きだという人が少なくありません。また私の知り合いで同じく絵を描くという人は、まあまあ9割がたアニメが好きです。
なので世間一般では、「絵を描く人=漫画やアニメ大好き」という認識がされているようです。そのためでしょうか、会話の折に私が漫画やアニメについて全く知らないと言うと、大抵の人が驚きます。

……あのね、日本人で絵を描くのが好きだからって、必ずしも漫画やアニメも好きってわけじゃないんだよ。
むしろ私は、好きであるべきという世間の無言の圧力に押されて、随分嫌な思いもしてきたんだよ。

私は別に漫画やアニメが好きな人を否定するわけじゃないけれど、どうもこの日本のサブカルチャーには居心地の悪さしか感じない。その理由が長年もやもやとした状態であったわけだけど、最近になってようやくスッキリまとまったから言わせてください。

漫画やアニメが大好きな人は、此処から先を読まないでおくことを強く勧めますよ!





① 現実離れした登場人物や世界観がマジでしんどい


日本のアニメの大きな特徴といえば、カラフルな髪や目の色、大きな瞳、爆乳、デカすぎる武器など、現実では到底ありえないぶっ飛んだキャラクターデザインです。
これがよくよく日本ならではなんだなと思い知らされたのが、海外のゲーム(年齢制限がある)内に日本のアニメをパロったらしいアニメがあることをYouTubeを介して知ったことでした。

それがこれ↓


私が以前から感じてた違和感や気持ち悪さが、日本人以外の人も同様に感じてることなんだなとわかって、この動画にはかえって愛着すらわいてきます(笑)

日本のアニメや漫画が大好きな外国人はたくさんいますが、その好きになった理由というのは恐らく自国では見られない珍しい文化だからでしょう。

見た目がぶっ飛んでるということは当然世界観や物語だってぶっ飛んでるわけで、少年漫画に見られる暴力シーンや悪役キャラの狂気っぷりには普通に恐怖を覚えます。青年漫画においては表現規制が緩和されるためにこれでもかと凄惨なシーンや児童ポルノさながらのものも平気であったりします。そういうものを目にするたび、私はいつも深くショックを受けます。
「いやいや、海外にだってあるだろうがよ」って言いたい人もいるでしょうが、海外の場合は、まず児童ポルノに関連するようなものは販売が禁止されています。また暴力表現についても日本以上に厳しく、年齢制限や表現内容の表記がハッキリしているため、私みたいなグロ嫌いがうっかり見ちゃう、ってことはありません。日本の漫画やアニメの場合、そういった規制がすごく緩いので見たくないのに見せられる、ということが非常に多いと感じます。

で、私はこういったぶっ飛びっぷりに対しては、単に現実離れしている以上に何か根暗なものを感じてしまいます。日本社会の心の闇ともいうべきでしょうか。なにか健康的でないものを感じてしまうのです。

なぜそれを感じるのか長らく謎でしたが、最近ようやくわかりました。
それは日本には昔から「本音と建前」という文化があります。世間や人の目を気にして本音を隠し、そこで溜まった鬱憤を発散できるところで思いっきりぶちまける。「旅の恥は掻き捨て」とか、宴会での無礼講とか、渋谷のハロウィンでの大騒ぎとかって、恐らくこういうところから来てるんでしょう。同様に、二次元という現実世界でないところで、日本人は思いっきりぶっ飛びたいのかもしれません。
そういった日本人に溜まってる鬱憤やクレイジーっぷりを、私は漫画やアニメなどから感じ取ってしまってるのかもしれません。

② 男尊女卑、人権無視がまかり通ってる気がする


①でも触れましたが、日本はあまりにも表現に対して無頓着に感じます。それはひとえにこの国の人権意識の低さだと言えます。
また、表現規制とまでは行かなくても、漫画やアニメに見られる時代遅れな価値観が反映されているのがすごく嫌だと思います。

女性は胸が大きいほど魅力的だとされるのか、徹底的に大きく描かれます。オタクに人気の女性キャラはみんな小学生みたいな顔で、大抵垂れ目。きつくて何か言ってきそうな大人びた女性キャラはあまりいません。
また一方で、女性向けの男性キャラクターも何だか知らないけどやたら高圧的です。壁ドンや顎クイなどその象徴ですよね。あんな偉そうな男の何がいいの?上から目線でなんか言われてムカつかないの??

つまり女性は弱々しく男に逆らわず性的に奉仕し、男性は女性に対して支配的。そういった時代遅れな男尊女卑が堂々と描かれてるんですよ。

③ 漫画やアニメに詳しくないと仲良くしてくれない人たちが多かった


私の漫画やアニメ嫌いを加速させたのがこれ。もう小学生のときからです。もともと人間関係が苦手だったうえに、クラスメートたちは私の知らないアニメや漫画の話で盛り上がっている。彼らと同じ趣味でないと仲間だとは認識してもらえませんでした。私は小学5年生ぐらいから日本の漫画やアニメに嫌悪感を覚えるようになってきたので、ただでさえ友達が少なかったのに、余計にクラスメートとの溝が深くなったような気がします。

また大人になっても、そういうものからは解放されませんでした。私は絵を描くのが好きなので、どうしてもこういうアニメや漫画好きな人たちと関わることが多いです。大学の創作サークルとか、職業訓練のときとか、まあもうみんな漫画やアニメ大好き。いい年のおばさんも私の同世代と一緒にアニメの話で盛り上がってるんですよ。こういう人たちは、趣味の合わない私みたいな人にはものすごくよそよそしいです。仲間内で盛り上がるときとそうでないときの落差がすごい。もう完全に私のことをお友達だとは認識してないってことがよくわかります。

もちろん、漫画やアニメが好きでも私と仲良くしてくれた人はいますよ。でも、仲間内で思いっきりオタクトークしてる人で私と仲良くしてくれた人はあまりいなかった気がします……(;_:)



以上のように、私にとってはこの国のサブカルチャーについては良い思い出がほとんどありません。むしろ傷ついたり、腹が立ったりしたことの方が遥かに多い。だから大の苦手になってしまったんです。

ちなみにですね、私の言ってることは何も私だけが感じてることではありませんよ。③については私のみの事例かもしれないけど、他のアニメ嫌いな人たちも①と似たようなこと言っています。またドイツ在住の日本人ライターでアニメ好きの雨宮さんも、私が①と②で述べてるのと少し似たようなことを自身のブログで綴っています。彼女はアニメに詳しいだけに、具体的な作品名でもってそれを指摘しています。
>> アニメ・漫画のステレオタイプなキャラ付けに強烈に違和感を感じる - 雨宮の迷走ニュース


私が絵を描くのが好きだから、その絵がちょっと漫画チックだったからって、アニオタ的ノリを期待して私に接してこないで欲しいです、マジで!