Yukiyanagiな日々

趣味で創作活動しています。野生動物、北方狩猟民大好き。創作活動の報告や、日々思うことを綴ります。

Phantom 第7章(前編)

「Phantom」ロゴ7



    第7章 かつての村―戦いの原点―

――――私の名はティーラ・ウェルズ。此処フランスではなくドイツの生まれだ。「真人間」どもが「黒い森」と呼んでいる森の奥に、私たち「狼族」の集落はある。私たちの生活は基本狩猟採集生活だが、900年ほど前から小規模ではあるが農耕も始めるようになった。一つ地域には約20の家族が住み、遠く離れたところにまた別の村があるというようになっている。そして、儀式や情報・物々交換のときに村全体が集まる。
 狼族はその名の通り、私のように狼のような姿をした人間たちが集まった部族だ。ほかにも「鷹族」「鼬族」「山猫族」などが住む環境を違えて暮らしていた。狼族は森林の地上部を暮らしの拠点としている。
 「真人間」どもの襲撃が来るまで、狼族の暮らしは穏やかなものだった。狼族が生み出した独特の美しい絵画、色彩豊かな民族衣装、何処までも響き渡る女性たちの美しい歌声、音楽やゲーム、スポーツなど楽しめる娯楽もたくさんあったし、思索を練るのにふさわしい静かな場所もあった。そしてなにより、男も女もどんな時も運命を共にし、助け合いながらどんな壁も乗り越えていけた。
 狼族をまとめるのは女性の務めだ。特に狼族の頂点である巫女は自然を知りつくし、自然の中に存在するとされるあらゆる精霊や神と交信できる年配の女性がなる。一方男性はそういう調和や安定を務める女性を命がけで護るのが務めだ。そうやって部族は成り立っている。
 喧嘩やいざこざがなかったわけじゃない。賭け事とか、恋とかで揉め事が起こることは珍しくない。でもそれで部族割れしたり、殺し合いが起こるということはなかった。狩りに失敗して命を落とす者もいれば、周囲の野生動物との関係がうまく保てず被害に遭ってしまうことも稀にあった。でも、そんな苦難を乗り越えて狼族の者同士の絆は深まっていくし、生きるすべを身に着けて行ったんだ。
 私が生まれたときには、既に狩り以外での武術が盛んになっていた。けれどそれは、「真人間」の「獣人」への襲撃が始まってからで、それまでは狩り以外に武器を用いるとか、武術を習うということは、部族の治安部隊以外ではなかったらしい。
 私が子どもの頃に、それを印象づける事があった。父の武器をつくるところを何気なく見ていたときだった。私は鉄鋼部屋の入口で父の背中を見つめており、父の横顔が少し見えたが、険しい目つきで木を削っていた。
「昔はあんなふうじゃなかったのよ」
 背後から母が現れ、私の肩に手を置いて言った。
「今までは『命の恵み』のためにつくっていたのに、あの人は今、『敵を殺す』ためにつくっているのだわ……」
 母の顔には悲しみと恐れが入り混じっていて、あの時の表情は、いまだに忘れない。
「真人間」たちの襲撃ははじめ、「真人間」の集落に比較的近い地域に住んでいた鷹族から始まった。だがそのうちに「真人間」たちにとっては最も恐ろしい動物、狼の姿をとどめた私たち狼族が存在することを知ると、彼らの矛先は私たちに向けられた。
「『真人間』の襲撃だ!」
 部族の前哨基地で見張りをしていた者が叫ぶ。人々は慌てふためき逃げ惑った。火のついた矢が飛び、馬にまたがった鎧姿の兵士が剣を持って暴れ、矛を持った歩兵が突進してくるのだ。連中は目についた仲間を片っ端から殺害し、家を焼き払い、食料を奪い、そして土地を奪った。連中は狼族がその地から消え去るとその場に旗を立て、歓声を上げていた。「悪魔どもを追い払い、我々神の子の勝利だ!」とな。
 何が「神の子」なんだ! 私たちは「真人間」に何もしていなくて、ただ彼らには気に食わない姿をしていただけで攻撃されるなんて理不尽だ! 我々はそう思った。ただ私たちは知っている。「真人間」たちは私たちよりずっと優れた魔力を持ち、聞いた話によると文明も随分と進んでいるとか。それで彼らは、自然を制覇していくことで文明を発展させ、生きがいを感じているらしい。だから、森とともに生き、周囲の環境と調和して生きて行こうとする私たちは連中の恰好の獲物だった。特にこの時期は「真人間」の間では「大航海時代」と呼ばれていて、未踏の地に足を踏み入れ切り開いていくことが力を持つことにもなっていたらしい。
 私は集落の中で「護衛係」に抜擢された。部族の巫女に「栄誉の弓」と呼ばれる弓を手渡された。
「ティーラ・ウェルズ、あなたを狼族の西集落の代表として『護衛係』に任命します。この弓矢で、仲間とともに残された集落すべてを守るのです」
 私は厳かに受け取り、膝まづいて宣誓した。
「はい、命に代えても戦います。すべては狼族の平穏と繁栄のために」
 弓矢を携えて、部族の境界線付近の木に登って敵を待ち伏せし、見つけ次第倒すのが役目だった。ほかの集落からも何人か選ばれ、すべての集落に数人配置され、常に敵を見張っていた。
 私には妹がいた。名前はリラ。私より五つ年下だが、年の割に背が低く、実齢より幼く見えた。体が弱かったためだ。一年のほとんどを寝室で過ごし、窓の外を見つめたり編み物をしたりしていた。
 私たち狼族は地上で暮らしているだけに薬草の知識もほかの部族より詳しかった。他の部族とは数千年前から塩をはじめとした交流をしており、それぞれの部族が特産物や独自の知識や文化を分かち合っている。狼族は薬草やその知識を提供するのが主だったが、そんな私たちでさえも、リラの病を癒しきるほどの知識はなかった。
「ハァ、ハァ……」
 私の目の前で激しく息切れする妹。全身から汗を流して寝ている。その傍らで私は彼女の汗を拭きながら看病した。
「大丈夫だリラ、今薬を飲んだからじきによくなる」
 するとリラが汗だくの手で私の手を握った。
「ハァ……ハァ……行かないで……」
 私はもう片方の手でリラの小さい手を包んだ。
「もちろんだ。ずっと此処にいるよ。怖くない」
 リラの苦痛が少しでも和らぐよう、私は彼女の手をさすりながら慰めた。
「嬉しい……」
 だんだん穏やかな表情になった。
 危篤状態に陥ることも度々あり、一日中付きっ切りで彼女を看病したことも多かった。だから、たまに妹が元気になり、一緒に外へ行けるときは嬉しかった。

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「あ、きれいなお花が咲いてるわ」
 ある日、二人で野原を歩いていたとき、彼女は大きな木の下に生えている小さな白い花を見つけた。
「……ホントだ……」
 こんなところに咲く花もあったのかと私は驚いた。妹にとって、外は発見の宝庫だった。私にとっては何気ない風景に強い関心を示し、そのおかげで今まで私も気が付かなかったものを彼女が見つけることが多かった。気の陰に咲いている美しい花以外にも、その周りに集まってくる虫たち、色は地味だが実は美味だった木の実などを見つけた。妹が健全だったらきっと知らないままだったろう。
 またリラは、自分がいつも病気で苦しんでいるだけに、他者への思いやりも強かった。
 とある風の強い日、妹はものすごい勢いで扉を開けて家に飛び込んできた。
「誰か! 手伝って!」
「どうした!?」
 近寄ってみると、汚れたリラの両手の中に包まれていたのはケガをした小鳥だった。
「……どうしたんだ? これ」
「森で見つけたの。羽を怪我してて、飛べないんだわ。私助けたいの!」
「助けるって……」
 鳥は種類にもよるが狼族では食用となる動物だ。私だったら狩りの手間が省けたとしか思わないところを(だが病気に感染している可能性があるので我が家では食べないことにしている)、彼女は「この子が元気になるまで看病する」と言った。自分の寝室で毎日付きっ切りで世話をし、自分が体調崩しても小鳥のことで頭がいっぱいだった。寝室の窓際に敷いた布きれに横たわる小鳥の様子を伺いながら、ひどく咳き込んでいた。
「ゴホッゴホッ……。鳥さん、大丈夫?」
「『大丈夫?』はお前のほうよリラ。あなたは寝てなさいよ」
 傍らにいる母はリラのことが気が気でないようだった。
「でも……私がついてないと小鳥さんは……」
「母さんが診てるから、寝てなさい」
 母はそう言ってリラを半ば強引に寝かせた。
「でもこの子のことわかってるのは私よ。私が……」
 彼女は母の腕を掴む。そんな様子を、私は遠くから見ていた。
「私が見てあげれば、この子はきっと元気になるわよ。だから私……ゴホッゴホッ……放っておけない……」
――――だが、結局その鳥は回復の兆しが見えずそのまま死んでしまった。リラは涙をこぼして家の前に埋葬し、長時間小鳥の墓の前で泣いていた。
「この子は……苦しみながら死んでいったのね……私がついてたのに……」
 薄汚れた手で顔を覆い、妹はしくしく泣いた。
 私は妹の傍らに座り、優しく背中をさすりながらなだめた。
「可哀そうだったな。でも、きっとあの世で幸せに暮らしてるよ」
 私は妹に穏やかな笑顔をみせた。
「……ホント?」
「ああ。お前はよくやった。それで充分なんだ。お前の優しさには心打たれたよ」
 そう言って抱き寄せて頬に顔を寄せてやった。
「死んでしまったのに?」
 視線を落としたままつぶやく。
「お前がかばってやらなければ、もっと早く死んでしまったかもしれない。だから、もう悔いることはないんだ。大丈夫だよ」
 ……その心は対象が何であろうと関係なかった。ある昼下がりのことだった。
「でね、お母さんったらね……。あれ?」
「どうした?」
 川辺で並んで座っていたところを、リラは振り返り、立ち上がってどこかへ行く。
「おい、何処へ行くんだ?」
 リラは道のない野原のほうへ走っていく。そして彼女が立ち止まって見つめていたのは……。
「『真人間』……」
 「真人間」の弓兵が倒れているのだ。胸に狼族のものと思われるカラフルな羽のついた矢が刺さっている。ところがリラはそんな敵に接近ししゃがみ込んだ。
「あ! リラ! 何してる! そいつはお前の敵なんだぞ!」
 私ははっとして妹を止める。
「……息してる」
「なに?!」
 私の中に殺意に近い何かが沸き起こった。
「まだ生きてるわ! 今ならまだ助かるかも!」
 それなのに彼女は目の前のこの「真人間」のことを案じている。
「リラ! 何を言ってるんだ! そいつを助けたら、おれたちのほうが危なくなるんだ! なんでそんな相手にまで慈悲をかけるんだ! 小鳥のときとはわけが違うんだぞ!」
 私は思わず威嚇するような険しい表情になってしまった。
「でも……。見てよ、この人の顔。私たちの敵であっても、今この人はこんなに苦しそうな顔をしてるわ。刺されたら痛いって、敵であっても感じるのよ。このまま苦しみながら死なせるのはかわいそうよ。私は耐えられない!」
リラはこの間のときのように泣きそうになっている。しかし私は賛同しなかった。
「……ひとつ言っておく。お前の自己満足のためだけに助けたいと思うのなら、それは間違いだ」
敢えて厳しいことを言ってやった。すると当然リラの反感を買った。
「なんでそんなこと言うのよ!」
 無慈悲なものでも見るかのように私を睨み返した。
「おれにはわかる。お前は、自分が病弱なためにほかの相手の痛みというのもよくわかるんだ。だから、それで目の前の対象が苦しんでいるのを見ると同感して自分も苦しくなるんだ。その気持ちを何とかしたいために、お前は苦しんでいる相手を助けたくなるんだろう。いくらお前だって、はじめから死んでるものには感情を抱かないはずだ。それが動物だろうと人だろうと」
 彼女は目を見張って身を引く。
「……お兄さんは冷たいのね。ずっと優しい人だと思ってたのに」
 愛想を尽かしたに近い言い方だった。
「勘違いするな。これはお前のためだ。時と場合によっては、助けてはならないときというのもあることをわからせるためにな。さぁ、行くぞ」
 私は向きを変えて歩き始めようとする。だが、後ろからついてくる足音が聞こえない。立ち止まって振り向くと、リラは丸くなったまま動かない。
「……自己満足の……ためじゃない……」
「それはお前がそう思うだけだ。放っておくんだ。助けてはダメなんだ」
「違う! 違うのよ! 今此処で助けてあげれば、この人も狼族は怖くないってわかってもらえるはずよ! この人たちが襲ってくるのが、『狼族は恐ろしい』という誤解からきてるのなら、それを解くべきよ!」
 いつにも増して彼女は真剣だった。
「……それでうまくいけば、おれたちは戦わないだろう。世の中はそんなに甘いものじゃない」
 だがあくまで私は冷めた目で対応した。
「そんなのわからないわよ! 今まで誰か助けたことあった?」
「…………」
 そう言われてみればと、私は言葉を失った。だがそれでも助けてやる気はなかった。
「ないじゃない! だったら助けて理解してもらうべきよ」
「その矢には毒が塗られてるかもしれないぞ。もし助からなかったらどうする?」
 リラはしばらく俯いているが、思い立ったように急に顔を上げた。
「もし毒矢だったら、きっともっと苦しんでるわ。この人はそうじゃない。矢を抜いてみましょうよ」
「バカ言うな! おれは手伝わんぞ!」
 私は腕を組んでそっぽを向いた。
「んん……」
 何やら後ろから妹の意気込む声が聞こえる。
「やった! 抜けた! 先が黒くない! お兄さん、この矢にはやっぱり毒は塗ってなかったわよ!」
 リラの弾んだ声が妙に響く。
「………………」
「今ならまだ間に合うわ。連れてって手当てしましょう!」
「何度言わせる! ダメなものはダメだ!!」
 すると背後から何かズルズル引きずる音が聞こえる。振り返ってみるとリラが渾身の力を振り絞って敵の足を引っ張り、引きずって運ぼうとしていた。
「うう……あぁ……」
 あまりにも重いのか、よろけて尻餅をついた。
「…………。チッ! 全く!」
 その様子に、さすがの私も連れて行かざるを得なかった。
 「真人間」の弓兵は心臓から少し離れたところに矢を刺されていた。薬草を練ったものを傷口に塗り、包帯を巻いてそのまま寝かせた。この作業に私は敢えて携わらず、全部妹にまかせた。弓兵はそれからしばらくは目を覚まさなかった。
 夜が明けて日が差したころにようやく男は目覚めた。
「…………んん?」
「気が付いたかしら?」
 そばにいたリラは優しく声をかける。
「此処は……?」
「狼族の家だ」
 私は遠くから介入し、そっけなく言った。
「その少女のおかげでお前は命拾いした。感謝するんだな」
「お兄さん! その言い方はないでしょう?」
 彼女はとっさに私を鋭い口調で咎めた。
「こんな奴、おれなら殺してしまいたかったものなんだぞ」
 私はその場を去った。
「……どうして……オレは……」
「胸に矢を刺されて倒れていたの。あなたを放っておけなかったから、此処まで運んだのよ」
「……だがあの男は……それに君だって……」
「ええ、あなたの敵に当たる存在よ。でもね、今はそんなこと気にしなくていいのよ」
「でも……」
 私は物置からずっと二人の会話を聞いていた。弓兵の声はいかにも遠慮がちだった。
 そりゃそうだろう、敵に借りができてしまったのだから。
「あぁ、だめよ! まだ寝てなきゃ!」
「しかし……オレとしたことが……」
 弓兵の情けなさそうな声は変わらない。
「ああ、まったくだ。私はお前を憎い敵だと思ってる。妹のおかげで私はお前を此処に泊めてやらねばならなくなった」
狩り用の弓を手に打ち付けて私はまるで脅すような行為をとった。
「お兄さん! いい加減にして!」
 リラはついに牙を剥いた。
「それはおれのセリフだ。いいか『真人間』、お前の傷が完治してもお前をもとの所へ帰してやらないからな! いいな!」
 私は弓兵を指さしながら言い聞かせ、そのままくるりと向きを変えて出かけた。
 「真人間」の男はみるみるうちに回復していった。それと同時に何故か我が家の手伝いもよくした。頼んでもいないのに男はせっせと薪を割ったり、役用の馬の世話をしたり、狩りさえもした。
 午後のある日、薪を割る弓兵のところに私は歩み寄った。
「おい」
「あん?」
 私の感じ悪い態度に、弓兵も愛想悪く対応した。
「どういうつもりだ? 勝手に我が家の世話を焼いて」
「悪いか?」

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「誰が手伝えと言った? さっさと借りを返して、また私たちを襲う気なのか?」
「…………」
 奴は無言で薪を割る。妙にその音が大きく響き渡った。
「私たち狼族がいつお前らを襲った? そのへんの狼と一緒だとでも思ってるのか?」
 弓兵は鼻で笑った。
「……ふん、何処が違うって言い切れるんだ? 相変わらず森の動物を獲物にするし、夜には遠吠えするじゃないか。普通の狼より知能が上で二本足で歩いてるようなもんだろう」
 私は拳を握った。
「狼が馬を飼えると思うのか? それに狼自体だってお前らが考えるような悪いものじゃないぞ!」
「そりゃあんたらが狼に近いからだろ? この集落の近くにも狼がたくさんいたしな。あんたらが言っても説得力はない」
 弓兵は斧を切り株の台に突き立て、斧の柄の先で頬杖をついて手を休めた。
「でもな、オレが此処で家事を手伝ってるのはそういう気持ちじゃない」
「なんだ?」
「オレは一生ここから出られない、そうなんだろ? だったら此処の一員として過ごすしかない。それにオレには、『借り』というより『恩』がある。あんたの妹のおかげでオレは助かった。聞いた話じゃ、狼族に攻撃されれば生きては帰れないらしい。矢で刺されたときにはオレはもう死ぬと思った。だからこの恩を仇で返すわけにはいかない。命の恩人やその家族を殺すなんてオレにはできないんだ」
「…………」
 私は何とも言えなかった。あまりにも妹の言うとおりになってしまって、私自身の気持ちが揺らいだ瞬間だった。でも今後も同じようにしていっていいのだろうかと疑問を抱いたときでもあった。
「だがな、私はお前を受け入れる気はないからな」
 私にはこれしか言えなかった。
「別にオレは気にしないよ。ただここんちでやれることをやる」
 彼はそう言って再び薪を割り始めた。




「その後もその弓兵はずっとティーラさんとこで?」
 絵理奈はずっとアサシン――――ティーラの話に聞き入っていた。
「ああ。そのうち逃げ出すかと思ってたのに、彼は何カ月も我が家に住みついていた」
「名前は何ていうんです?」
「フェデリコとかいうらしい。私は知る気なかったのに、妹が聞いたんだ」






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