Yukiyanagiな日々

趣味で創作活動しています。野生動物、北方狩猟民大好き。創作活動の報告や、日々思うことを綴ります。

インフォメーション・ギャップ

【本文に入る前にちょこっと宣伝(^^)/】
現在公開中の私のホームページですが、昨日いろいろレイアウトを変え、新たに自己紹介ページを作りました。
また、スマートフォンで見た場合のレイアウト崩れもだいぶ改善されました。以上です!


まだ希望の職業訓練の応募期間で時間を持て余しているFUKUです。バイトもしようかなとちょっと考えましたが、社会人になったら好きな事する時間などほとんどなくなりそうなので、今のうちにやりたいことやりまくろうと思っています。

そんな中、おとといたまたまNHKの「生命 40億年はるかな旅」の動画を見つけました。
この番組については、私が小学校に上がる前ぐらいからビデオに録画して何度も何度も見ていた記憶があります。その中でも特に興味深かったのがカンブリア紀の話でした。カンブリア紀最大の捕食者、アノマロカリスについてはこの番組を通じて知った方も多いのではないでしょうか。
この番組の内容は後に子ども向けの本にもなり、「海の殺し屋 アノマロカリス」というタイトルで出版されました。

↑この本は私が小学1年生の時に買って今も持っているのですが、この憎たらしそうな目つきが当時も今も好きではありません(笑)

という具合に子どもの頃はとにかくアノマロカリスが大好きで大好きで仕方なく、これをきっかけに長い間古生物学者になりたいと思っていました。
当時の好きっぷりがよくわかる絵です。(クリックで拡大できます)
小学生の頃の絵

NHK出版の本や、上の子ども向けの本の表紙などを参考にしながら、このアングル、このポーズ、この画面構成の絵を何枚も描いていました。現在もその記録は大事に保管しています。



ですがこの内容も1994年の放送に基づいたもの。さすがに20年も経つといろいろ変わってくるようです。
その典型例のひとつがオドントグリフス
切り取り

名前の意味は「歯の生えた謎」。当時の見解ではこのように平たい体で水中をひらひらと泳いでいると考えられていました。しかし2006年にタコやイカと同じ軟体動物に分類され、海底を這っている姿に修正されました。↓
昨今のオドントグリフス

確かに、水中を泳ぎまわっている姿というのはちょっと能天気な気がしますよね…www


他にも変わった点があります。それまではピカイアという脊索を持った生物が私たちを含む脊椎動物の祖先だと考えられてきましたが、実はこの生物は直接の祖先ではないということが判明しました。
切り取り2

現在ではミロクンミンギアという「最古の魚類」が私たちの祖先ではないかと考えられています。体長は3㎝程度。口を開けたり閉じたりする顎がなく、開けっ放しの小さなおちょぼ口です。
昨今のご先祖様

彼らには既に「脊椎」がありました。ピカイアが発見されたバージェス頁岩よりももっと古い地層から、既に脊椎を持った動物が存在することがわかったのです。


他にもあります。実はカンブリア紀最大最強の捕食者と言われるアノマロカリスですが、それまでの学説が今、崩れつつあるんです。

「生命」の映像にもあるように、私たちはアノマロカリスと言えば三葉虫を襲ってバリバリ食べてるイメージを持ちますし、長らく研究者たちもそう信じてきました。アノマロカリスの模型を使って三葉虫の模型を噛ませる実験を行い、三葉虫の化石にあるようなW字型の傷をつけることにも成功しています。

しかし最近、この傷をつけたのが本当にアノマロカリスなのか?という疑問視の声が上がっています。というのは、あるアメリカの研究者がコンピュータでアノマロカリスの噛む力を計算したところ、なんと三葉虫の殻を噛み砕くほどの力はなかったのだそうです。また化石に残っている口にも、硬いものを日常的に食べているらしい傷痕がなく、化石の胃や排せつ物にその痕跡はなかったそうです。なので、もしかしたらぜん虫のようなやわらかい動物しか食べられなかったのではないかと考えられています。

さらに、アノマロカリスといってもいろいろ種類がいるらしく、私たちが知っているアノマロカリスは「アノマロカリス・カナデンシス」という種です。ほかにも「ラッガニア・カンブリア」というラグビーボールのような頭をもつものや、「アノマロカリス・サロン」「アムプレクトベルア・シンブラチアタ」といった種には後ろから長い紐のようなものが2本伸びていたり、「パラペイトイア・ユンナネンシス」という種にはムカデのような足がひれの下にびっしりと生え、やけにつんつんした触手を持っています。
(全部絵にするのはしんどいのでできませんでした。ごめんなさい)

その昔、うちに「生命の起源 Ocean, Origins of Life」という日経出版のCD-ROMがありそのソフトで遊んでいたのですが、それに出てくるアノマロカリスは「ラッガニア・カンブリア」ではないかと考えられます。


またさらに驚くべきことに、今までカンブリア紀にのみ生息していたと考えられていたアノマロカリス類ですが、実はなんと今から4億年前のデボン紀にも生きていたことが判明しました!!

名前は「シンダーハンネス」。全長10㎝にも満たない体だそうです。かわいいですね♡
デボン紀のアノマロカリス

以上の情報は、今年から発行されている朝日ビジュアルシリーズの「週刊 地球46億年の旅」の9号と10号によるものです。
懐かしさと新たな驚きでいっぱいになったので、久しぶりに「まともに」アノマロカリスを描いてみることにしました。
(クリックで拡大できます)
なにをいまさら


今まで描いたことのない背後&のけぞってる姿です。グラフィックデザイナー志望として単なる生物の強調ではなくオサレなスタイルで描きました。青いアノマロカリスなんて今まで描いたことがありません。
【追記】BGMにOceanLabの「Sirens of the Sea」が似合うような気がしています。




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