
Twitterやブログの自己紹介ページでもお伝えしましたが、この度私、ペンネームを「FUKU」から「雪柳アン」に改名することにいたしました。
不意に思いついたんですが、なーんかやっぱりFUKUじゃ地味で個性ないですよね。逆に雪柳アンなんて強烈でメルヘン臭がすごいくらい?
小学生のとき「赤毛のアン」を読んで、「これ、私だ」と思った以来、自分を小説の主人公に喩えるならアン・シャーリーだと思っていました。しかしそれをペンネームに取り入れようという発想は今まで無かったですね。
私が絵や小説で創作活動しているのも、もともと私が空想好きだったから。周囲にあるものがしょぼいなら、空想でステキなものに置き換えてみる。子どもの頃よくやっていました。
現在自分の寝室兼書斎も、趣味のもの飾り立てて創作の世界を目一杯再現して、ガチで北の森にいるような雰囲気にしています。
閑話休題。
2日目の午後は、大英博物館を訪れました。

左手にある白いテントみたいな小屋。あそこで手荷物検査を受けました。みっちりチェックされるので、かなり行列ができていました。
無事手荷物検査を通過していよいよ中へ。
大英博物館の目玉とも言える、ロゼッタストーンとご対面!

ロゼッタストーンとは、ご存知の方も多いと思いますが、古代エジプトの神聖文字(ヒエログリフ)と民衆文字(デモティック)、そしてギリシャ文字の3種類の文字が書かれている石板です。
同じ内容を3種類の文字で書いてあったことにより、古代エジプト文字の解読の鍵になったと言われています。



なんか余裕で撮れているように思えるかもしれませんが、実際はこうです↓

小柄な体を生かして(?)ぐいぐい前へ進んで、やっとこさロゼッタストーンを独り占めしたってところなんどす。
テレビや映画で見た通りの、エキゾチックなエジプトエリア。


……あのね、此処にいる間ずっと脳内でケイティ・ペリーさんの「Dark Horse」が自動再生されてました。
という話は置いといて。
こちらも大英博物館の有名な展示物ですよね。

古代メソポタミアの、守護神像だとか。「人間のように知的で、獣のように力強く、俊敏で、鳥のように大空を舞う」なんていう無敵の生き物だそうなんですが、おかんは「人類はのちにこの生き物みたいになったよね」と言っていました。
しかしこんなデカいのどうやって持ってきたんでしょうか。分解して持ってきたような継ぎ目は見当たらなかったし。

見慣れていないせいか、個人的にはこっちのほうがすごいと感じましたね。普通にカッコいいし、こんなのが王宮の門にでーんって立っているかと思うと当時の人の技術や表現力の高さ、センスの良さに圧巻です。
メソポタミア文明ってかなり血気盛んな文化圏なんでしょうか。戦争もさることながら娯楽としてライオン狩りも頻繁にやってたようだし。捕獲して連れてきたライオンが惨たらしく殺されるシーンが、レリーフで生々しく描かれています。



以前大英博物館のことをTVでやってたとき、このレリーフのことに触れていたんですが、確か人を表現するときは、もはや神格化されてしまっているのであまり自由に描けなかったのに対し、動物は自由に描けたので、ライオンの暴れる姿、死にざまを生き生きと表現できたらしいです。
一方こちらは所変わってギリシャの彫刻。ヴィーナスが水浴びしていたところを誰かに見られてしまったシーンだそうです。

もはや世界中の人に見られちゃってるよね(^^;)
こちらはだいぶ堂々としてますが。

ギリシャの彫刻と言えば、今ギリシャがイギリスに大英博物館にあるレリーフや彫刻を返せと言っているそうですが、イギリス側は返す気はさらさらないそうです。



定番(?)の展示を一通り回った後は解散になりました。私と母は博物館に残り、他の展示も見て回ることにしました。
次に見て回るエリアは何か? そりゃあもう、北米先住民のエリアに決まっています!


上2つはカナダの先住民族、ハイダ族のトーテムポールっぽいですね。
これもどこかから掻っ攫ってきたものなのでしょうか?(※「大英博物館の展示物=勝手に持ち帰ったもの」って思いすぎ?)
こちらは西部劇などでもお馴染みの品が展示されています。ワシの羽根飾りがついたトマホークやナイフ、

モカシン(靴)や鞍などがあります。鞍のデザインが妙に女子力高いと思うのは私だけだろうか?
-2.jpeg)
北米先住民といえば、壷の工芸品でも有名ですね。

黒・白・茶を基調とした幾何学模様が、とても洗練されている印象を受けます。

カナダ、ブリティッシュコロンビア州の先住民のブランケットだそうです。多分ハイダ族だよね?

大英博物館の影響(?)なのか、こんな作品も展示されていました。

??? ……なぜこんなところにエジプトのファラオの像?

こちらにその解説が載っていますが、いかんせん英語をだいぶ忘れている私。辞書を片手に見ると、19世紀にハイダ族と暮らしていた宣教師が大英博物館に寄付したものらしい。ハイダ族の人がエジプトのスフィンクスを表現したものだとか?
北米先住民のエリアは、そんなにメジャーじゃないのかガラ空きでした。まあ私としては、一番興味のある分野をじっくり見られるので都合が良いんですけれども(笑)
そういえば博物館のロビーにも、トーテムポールがそびえ立っていましたっけ。個人的には彼らの文化を全面的にアピールしてくれているようで嬉しかったです。

帰りは自力でホテルに戻ることになりました。最寄のHolborn駅へ向かい、地下鉄に乗って帰るのですが、駅の前に花屋さんがありました。


こんなに綺麗で華やかなのに、高くても£9.95(=\1,430くらい)。日本だと3,000円以上はかかりますよね? やっぱり海外は花が安い!
(ってか日本が高すぎる!)
さあ、次回はいよいよ3日目に参ります!