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ただいま野生動物のステッカーシール用イラストを制作中です。カナディアラ先住民の部族と関連のある生き物とボタニカルアートを組み合わせたデザインとなっています。

ただその一方で、最近すごく面白いなと思うゲームと出会いました。私は一切プレイしていないのですが(時間とお金が勿体ないからww)、どうやら相当話題になっていることをYouTubeで知り、動画やサイトなどでほぼほぼ内容を把握してしまいました。
ゲーム好きの方ならきっとご存知だと思ういますが、「Undertale(アンダーテール)」というRPGです。
RPGというと、大抵中世ヨーロッパっぽい世界観で、騎士のような格好の主人公が、仲間と協力してモンスターを倒しながらフロンティアを冒険していくのが一般的ですが、このゲームはその正反対を行く話です。
ざっくりあらすじを述べるとこうです。
大昔、地球上には人間とモンスターという二つの種族がいました。両者は激しく戦い、負けたモンスターたちは人間たちの手で地下に封じ込められました。そして時代が下った現在、登ったら決して戻れないという山にとある人間(の子ども?)がやってきます。足を滑らせ落ちた先は、モンスターたちの暮らす地下世界。人間はもとの世界に戻れるかという話です。
このゲームのキャッチコピーが「誰も死ななくていい優しいRPG」となっていて、その言葉の通り遭遇したモンスターは倒してもいいし逃がしてもいいということになっています。でもゲームの進行内容的に、殺すと後味の悪いものになっていきます。
単に立場の逆転した話かと思えばそうとも言えず、あまり多くは語りませんがいろいろ複雑です。自分の選択によってハッピーエンドにもなれば後味の悪いバッドエンドにもなるし、自分の選んだルート次第で展開は大きく変わります。細々したところにも凝った設定が盛り込まれていて、音楽もいいし、話題になるだけの要素はたくさん詰まっています。
モンスターを全く殺さない平和主義者のルートや、遭遇したモンスターはすべて殺害する虐殺ルートなどのすべてのルートを通ることで物語の全貌を知ることができるらしく、横着にもサイトと動画で内容を確認してしまった私としては、この作品の意味するところはどうなのか微妙に思えてくるところもあるのが正直なところです。しかし、様々な個性あふれるモンスターたちは皆魅力的だし、思わず絵にしてみたくなるのもいます。
ということで、Undertaleのキャラクターをちょっと描いてみました。手書きのままなのと、わら半紙みたいな質の悪い紙に描いてあってあまりきれいじゃないことだけご容赦ください。
あと、1回目のプレイだけでは知りえない内容を描いています。思いっきりネタバレもしています。これからプレイすることを考えている人は見ないことをお勧めします。
アンダインさん

熱い心を持った女騎士。甲冑姿の時は終始男だと思ってました。Pルート(真の平和主義者ルート)でプレイするときだけ彼女の自宅や私生活を見ることができる感じです。私の印象としてはガサツだけどいい姉貴という感じ。
アズリエル・ドリーマー/フラウィ ※ネタバレしてます

モンスターの王国の王子です。こちらもPルートでのみ出てきます。すべてのモンスターと仲良くなった先邪魔してきます。そう、実はゲーム冒頭恐ろしいことをしてくるフラウィの正体はこのアズリエル。モンスターと仲良くなってそのまま地下世界を出ていこうとする主人公を必死に止めたかったのです。(と私は解釈してるけど合ってる?)
全てのモンスターの魂を吸収した時に左の姿になります。真ん中は本来のアズリエルの姿です。
両親の姿を含めイヌとドラゴンの中間のような姿をイメージしています。
Gルート(虐殺ルート)を通ることでアズリエルがフラウィとなった理由や、彼が出会って助けた人間の真相について知ることができるそうです。でも知ってみるといろいろ複雑で報われない思い。作者は何を望んでこんな設定にしたのかと考えずにはいられない内容でした。
でね、どうでもいいことなんだけど、最強化したアズリエルさんの頭部が、なんだか私のネタのキャラに似てるような気がしてるんですよ。

キャラたちが言うようにそう思えないなら思えなくてもいいです。こじつけ感がなくもないのは私も自覚してますから。
【おまけ】テミーさんの釣り方講座

とにかくよくわからない、でも嫌いじゃない、そんな愛くるしいテミーさんはテミーフレークで釣りましょうという私が勝手に考えたネタ。テミーフレークが一体どんなものなのかわからないけれど、テミーさんたちはテミーフレークしか食べないらしい。テミーフレークに目がないらしい。