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無意識のうちに憧れて、思いを馳せていたのって、ヨーロッパよりも北米のほうが強かったんじゃないかと思う。
ヨーロッパも好きなんだけど、おとぎ話や昔の日本のアニメとくっついてイメージすることもあったから、そんなに新鮮な気はしなかったのかも。ヨーロッパにも近代的な町並みがあるなんて認識したのは中学生以降なんじゃないかな。
大学生になってオオカミの生態、迫害の歴史について自主的に勉強していたら、行きついた先が北米先住民だったわけです。
勿論、似たところである北欧も大好きだし、北欧の先住民サーミの文化にもすごく興味はあるんだけど、より好みで興味深いのは北米の方なんです。
先日、地元のショッピングモールにとても素敵な雑貨屋さんが入りまして、そこが私好みの北米スタイルだったんです。レトロアメリカンなイメージのインテリアや生活用品が売られていて、勿論先住民っぽい柄の商品もあります。休日に母と一緒に買い物に行くときに寄ろうと思っていたのに、我慢できず仕事帰りにもう何回も立ち寄っています。そして結構もう買い物してしまいました…。

フクロウの置物の隣にある電動式なんちゃってキャンドルもこの店で買ったもの。他の似たテイストの店でも見たことあるけど、この店のほうが安かった気がする。その店は商品が格安というのも特徴なんです。

だから来年の旅先が再び北米に決まったっていうのはすごく嬉しかったですね!
ページ上部にあるカテゴリー名にもありますとおり、来年は3月末にアメリカのシアトルと、カナダのバンクーバーに行きます。
当初は母とサンフランシスコにしようかという話だったんですが、名所過ぎるし私にとっては今ひとつピンと来ていなかったのであまり乗り気じゃなかったんですよ。
でもつい先日NHKの「世界ふれあい街歩き」でシアトルを街歩きしているのを観たら、「シアトルにしよう!」と二人で意気投合しました。(ちなみに昨年のトロントとケベックの旅もこの番組を観て決まったんです)
実はね、私にとってシアトルは以前から憧れていた都市だったんです。
皆さん、この猫ちゃんをご存知でしょうか? テレビなどのメディアでも大きく報じられた、「しゃべるねこ、しおちゃん」
人間のように「おかえり」とか「おはよう」としゃべることで一躍有名になった子ですが、実はしおちゃん、シアトルの出身なんです。
飼い主さんは日本人ですがワシントン大学の医学博士で、シアトルで暮らし、しおちゃんと出会ったのです。
2013年にしおちゃんは飼い主さんとともにニューヨークに引っ越してしまいましたが、私にとっては、シアトルは「しおちゃんの街」として認識しています。
しおちゃんだけでなく、飼い主のしんコロさんの日常も動画やブログで紹介されていて、「シアトルいいなあ、アメリカいいなあ」と、よく観ていた大学生の頃凄く憧れていました。
※逆にニューヨークだと、もう有名すぎるしちょっと淋しいという気持ちもあって、さほど憧れる感覚がありません…^^;
それに、しおちゃんについて語るにはどうしてもシアトル抜きにはできません。しおちゃんは元々迷い猫で、シアトルの教会で保護され、アニマルシェルターにいたところをしんコロさんに引き取られました。またしおちゃんの名前の由来は、地元のオーガニックチョコレート店「Theo Chocolate」から来ています。
だからしおちゃんを英語表記すると、「Theo」になります。当初は「ティオ君」と呼ばれていたそうなんですが、当時同居していたしんコロさんの妹さんが、訛って「しおちゃん」と呼んだことがきっかけで、しおちゃんと呼ばれるようになったそうです。(言い忘れましたが実はオスです)
シアトルの名所やしんコロさんの思い出の場所については、引っ越しする直前の動画でダイジェストで紹介されています。
なので旅行では動画で紹介されてたような場所は全部めぐるつもりです(*`ω´*)
また、シアトルは意外にも先住民と深いかかわりのある都市みたいです。そもそもこの「シアトル」という地名自体、この地に暮らしていた先住民のある部族の酋長さんの名前から来てるみたいです。その昔移民たちから不当に土地を渡すよう要求され、必死に抵抗した姿を称え、そのまま地名になったのだとか。
シアトルはカナダ国境すぐ近くにあるので、先住民の文化もカナダでよく見られるものと似ています。
カナダ・ファースト・ネーションの文化として有名なのがトーテムポールですが、実はシアトルの駅の近くにも立っています。
(とはいっても、移民がどこかから勝手に盗んできたものだった上に、オリジナルは焼失してしまったので今あるのは2代目みたいなんですが…)
※写真はバンクーバーに立ってるもの

ワシントン大学のキャンパス内にも先住民に関する博物館があるそうなので、ぜひ行ってみたいです。
なお、今回の旅もツアーですが、旅行会社側が用意するのは旅券とホテルのみで、5日間完全フリーとなっています。そのうち1日は、現地で集合するバスツアーに参加し、そこでバンクーバーに向かう感じです。
※ちゃんとした大きい会社なのでご心配なく!
Googleマップとかで確認してみてください。本当にすぐそばです。
ということで来年の旅はズバリ「しおちゃんと先住民をめぐる旅」というテーマになりました(*´ω`)めっちゃ楽しみ♪