今朝起きてスマホを開いたらまさかの(仮)当選通知が来ていて朝からテンションMAX!! 人生最大の喜びを噛み締めている今日この頃でございます!
しかも第1希望の土曜出展に決まりました。今年は前年度に比べ更に50ブース追加されるため、希望のブースを提供してもらえにくい状況となっているそうですが、その中での第1希望獲得です!!
間違いじゃないんだよね…? 本当に私が当選したのでいいんだよね…?(いささか信じがたい気分…)
あとは今月中に出展料と出展者紹介文及び画像を提出すれば当選確定となります。(画像と紹介文はもう提出してしまいました)
うあ~っ!! 4年間の……4年間の願いが叶ったよぅ~。゚(゚´Д`゚)゚。
4年前に第1回博物ふぇすに一般客として参加して以来、ずーっと出たい出たいって願ってきたイベントなんです。(再三申しておりますが)
分かりやすくてウケやすい野生動物だけを描いたネタじゃなくて、「人類の進化と多様性」なんていう、誰も着手していない上にかなりオリジナリティの強いネタで通してもらえたんですから、3年前のワイルドライフアート協会に入会できた喜びの比ではありません!!
これまで応援して頂いた皆さん、ありがとうございました! 無事、勝利(?)しました~!!
さて、私が描いている今回の出展テーマは、実は10年ぐらい前から温めてきたネタではありました。
まだ北米先住民とか狩猟民族とか、オオカミをはじめとした現生野生動物の魅力とか全然興味なかった頃から、このテーマの原型のようなものはあったのです。ただ、昔は今ほどこのテーマを全面的にアピールしようとは考えておらず、自分がもっと別で表現したい内容を補強するために考えていた程度でした。
具体的に言わないとわかりにくいと思うので、その実際の例を紹介します。
下の見開き漫画は、今から8年前の2010年、私が大学1年生だったとき描いたものの一部です。
(※漫画という割には文が多すぎます。あと絵も全体的に華奢なものとなっています……。)

今見ればすごく特殊な世界観説明をしているのに、これはこの漫画のストーリーの構成要素の一部に過ぎませんでした。それより一番重要なのは、この世界観でさえも特異な存在である「吸血鬼」について追及するというものでした。(右上端のコマに描かれている黒い服を着た金髪の青年がその吸血鬼で、自分の身体に秘められた謎を自ら解き明かそうというファンタジーサスペンスでした。っていうか、厨二ネタ満載)
漫画にある「トランス型」とか「ツール型」とかいった単語や要素は現在でも生きています。しかし、こういった特殊な専門用語を出されたりそれが当たり前みたいな前提で話を進められるとついていきにくいですよね。自分の中ではずいぶん前から設定している内容だから当たり前になっていても、見る人にはそんな前提無いのでこんがらがります。
そこで「動物みたいな外見してても同じ人間なんだよ」ということを納得してもらうため、この内容を前面に押し出したのが今回の出展のテーマとなったわけです。それでも、なかなかピンとこない人が多いと思うので、動物みたいな外見の人たちを特定の人種・民族とし、他所からやってきた「普通の」人間視点で話を進めるという流れにしました。しかし私としてはこういう「未知との遭遇」は過去の産物にしておきたい気持ちなので(つまり現代なら普通で皆同じ一般市民)、時代設定を大航海時代(15~17世紀)頃にしておいたのです。
でもね、今までさらっと考えて流していた内容をきちんと表現しようと向き合ったら、思いのほか面白かったし、世界観に奥行きがでてくるのを実感しました。むしろ昔のように複雑な世界観をざっと考えたままさらに特殊な事柄に取り組もうとすると、伝わらない上に世界観に奥行きがないんですね。昔から創作するときは世界観設定にこだわっていたはずなのに、意外と細かいところを見落としていたってことが、やはり本気で人前に出す前提で作り直すと見えてきます。自己満足だけで作っているとわからないんです。
それがようやく大勢の前で直に披露する場に出るんですから、私がどれほど歓喜に溢れているかよくわかりますでしょう(笑)