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Although the world is full of suffering,
it is full of the overcoming of it.
- Helen Keller

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先の放火事件のツイートについて

※今回書く内容は、現在賛否が分かれており、断定できません。人によっては不快感を抱くかもしれません。ご了承ください。

以前から度々「SNSにおけるいいね数だのリツイート数だのフォロワー数だの、数字だけで物事を判断するのは脳死も同然じゃないか」と書いてきました。「数字が多いもの=イケてる」と安直に判断しすぎる世の風潮に怒りを覚えて書いてきたわけですが、動画やイラスト、ファッションといった作品だけでなく、ニュース・出来事についても同様のことが言えます。

信憑性に欠ける「京アニ遺族」のツイート

昨日からTwitter上では「京アニ事件の遺族です」と名乗る人物が、マスコミにひどい仕打ちを受けたという一連のツイートをし、ネットで話題騒然となっています。

昨日夕方タイムラインに流れてきたので何気に見てしまいましたが、私はどうも嘘くさいと思いました。 というのも、この一連のツイート内容、具体性がなく赤の他人でも容易に想像がつく範囲を出ていないからです。 「実家に押しかけ、葬儀場に連絡し、黙って押しかけ勝手に撮影しています」
→マスコミが汚いと思っている人なら妄想の範囲でも思いつきますよね?
「死体蹴りですか?」
→大事な家族を失った当人がそんな言い方するだろうか?

当事者でしかわかりようのない具体的な事柄が一切ありません。親族であろう被害者に関することも全く綴られてないし、どこのマスコミなのかも不明のまま。ニュースで聞いてる範囲で書こうと思えば書けちゃう内容ばかりです。
自分の苦しみを本当に理解してほしいなら、匿名性を通じて言いたいこと全部吐き出したいなら、いくらでも堂々と新聞社でもテレビ局でも名前出せばいい。私ならそう思いますけど。

またこのツイート主、昨日夕方時点では黒い出目金のアカウント画像だったんですよ。
楽天ショッピングの出目金の画像に酷似してるんですが……→こちらのページ ※3枚目の画像です。 そして、その時のプロフィールには「エゴサ専用」と書いてありました。当人曰く「Twitterそんなに詳しくない」そうですが、その割にはネット用語をよく知ってるじゃないかと思います。今は何故か「。」としか書いてありません。
バズられて(拡散して)からプロフィールや画像を変えるなんて、なんか怪しくないですか?

アカウント作成も今年の5月。この遺族ですツイート以外は一切していません。本当に遺族なら、自分の感情をツイートする感覚や習慣を持っているのなら、事件直後からツイートしててもおかしくないですよね?事件から十日も経ってからツイートするなんて、時系列的にも不自然に感じます。

以上のことは勿論、断定はできません。けれどその真相を確かめようがないのがSNS。リアルな話だったら失礼な言い方になりますが、言ったもん勝ちなのがSNSの世界です。真実はこのツイートをした人物のみが握っている。私たちはただ憶測でしか話をすることができません。

だから私は余計に怪しいと思うのです。具体名を一切出さず、そして具体名を出せない理由を挙げておけば、どこを叩けばいいのかわからない。否定しようがない状況になるのです。曖昧にしてるからこそ、真偽がはっきりしにくくなってるんだと思います。もしかしたらツイート主はその辺意図しているのかもしれない。(これだって憶測)

記事を書いて改めて気付いたのですが、本当に身内である人が自らを「遺族です」って言うか?
「兄を失いました」とか「娘を失いました」って言うところだろ。何だよ「遺族」って。被害者との関係不明じゃない。これも真偽を紛らわせるための作戦ってこと?だって被害者との続柄書いたらネット民が調べ上げて嘘かホントかわかっちゃうもんね。

一切疑いを持たずに信じる人々

そしてこの一連のツイートは、何万、何十万ものいいね、リツイートがされています。私が本当に腹が立つというか呆れるのは、この周囲の反応です。

ほんの数秒考えればすぐに不自然であることに気付くだろうに、皆鵜呑みにしてんの。リプライには「やっぱりマスゴミだね!」「ご冥福をお祈りいたします」といった賛同の言葉がズラリ。いいねやリツイートはその賛同の証でしょう。

なんでもっと、疑わないの?ネットは匿名性を良いことになんでもかんでも言いたい放題の世界なんでしょう?「え?それマジ?もっと具体的に教えてよ」って言おうと思えば言えるじゃん。

いいねやリツイートがゼロのものには見向きもしないくせに、一度バズられた内容には反射的にいいねやリツイートしてるんでしょう。衝撃的な内容、それに対する多くの人の賛同、この2つで事実だと思い込み、さらに拡散する……。「皆が信じるから本当」「皆が賛同するからすごい」と、自分の頭で考えていませんよね?

残念ながら、拡散したものが真実とは限りません。否、嘘であることも少なくありません。熊本地震でライオンが脱走したとか、アメリカでとあるワクチンが毒だというデマが拡散されたとか、ヒカキンの偽物がiTunesカードプレゼントしますと言ったりとか、皆が信じたものが嘘だったという事例は数多くあります。

そして今回の件は、あまりに多くの人に拡散されたことで、知識人でさえも信じ込んでいるようです。

そのほかにも様々なニュースサイトで取り上げられています。こうした報道があると、「だから本当じゃん!」と信じる人がさらに増えてくるでしょう。
しかしこれだけははっきりしています。いくらニュースサイトが報道しようが知識人が拡散しようが、事実だと裏付けられるものは何もないということを。事実この知識人が拡散した記事も、単に当人のツイートと、周囲の反応しか載せていません。
反応は反応でしかないんですよ、反応は真実を明かしてはくれません。

もしこの一連のツイートが本当にデマだったとしたら、事件の被害者や遺族を弄んだ最低な行為ですよ。自分の主張を通したい、いいねやリツイートをたくさんしてもらって承認欲求を満たしたい……。他人の不幸を利用した卑劣な行為です。そして信じて疑わずに拡散した人たちは、自分たちがいかに思考停止していたか恥じてほしいと思います。
(また万が一真実だったとしても、「疑う余地は十分にあった」という点で私の考えは変わらないし、拡散した人たちが「ピュアないい人たち」だったとは思いません)

あ、私と同じく怪しいと言ってる人の記事がありますので、よろしかったらご覧ください。
(鵜呑みにするとか「他の人も言ってたから信じる」とかじゃなくて、十分納得できる内容なので紹介します)
>> 京アニ被害者の遺族を語るTwitterアカウントは嘘?デマを拡散しないように! | りまぷり

マークアップ修正:2020年3月2日