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好きなことに真っ直ぐ。気ままに気楽に。
創作だったり、思うことだったり、旅行だったり。

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【10年越しの暴露】過去の自分の創作スタンスがやばい

※昨年(2020年)に書いた記事を一部編集して投稿しています。

この間、7年前に作ったサイトを面白半分で再公開しました。
そしてそのサイトに載せていたかつての創作物語を一部読み返してみたところ、2010-11年ごろ書いてた作品がとりわけヒドいという印象を抱きました。

創作ファンタジーの森

創作ファンタジーの森

訪問いただきありがとうございます。本サイトは管理者FUKUによる自作イラストや物語、物語の世界について紹介しています。また私が愛してやまない美しき野生動物、オオカミについてもいろいろ語っています。

それと同時に、当時の自分の創作における思想がガンガン伝わってくるので、今回はそこを整理して綴ってみたいと思います。

世間知らずとこだわりの強さが相まってえらいことに

作品本編に興味のある人は自己責任でもって上のリンクをたどってみてください。簡単に言うと、ヴァンパイアが主人公のミステリーです。

え? ただの中二病じゃないかって? 違います。多くの方が期待するであろう厨二要素はほとんどありません。否、厨二要素を頭ごなしに否定しに行ってシュールになっとる、という感じです。

意味が分からないと思うのでもう少し詳しく説明すると、ヴァンパイアであるらしい大学生の青年が、世間の偏見や誤解に晒されながら、自分の身体に起こっていることの正体を明かそうとし、同時に自分たちヴァンパイアを抹消しようとする組織と戦う、という話です。

うーん……(´・ω・) 10年後が粗筋書くと普通に面白そうに感じますね。要約力が上がったのかしら(笑)

じゃなくて、実際はそんなわくわくするようなストーリーなんかじゃ全然ごさいません。舞台は現代のイギリスということになっているらしいが作者独自の設定が混入しているし、現在私が創作ネタで扱っているネタ(鳥獣人や魔法使いなど)が普通にしれっと入り込んでいる上に、説明も雑で本筋にそんなに関係なかったり……。そして序章からいきなり「いろんな姿や性質の人間がいても人権は保障されるべきだ!」みたいな強烈な主張(しかもちょっと意識高い系?)がデデーンと出てきたりして、およそ小説を読んだことのなさそうな人間が書いたような有様です。もうドン引きでしょ?

多分早い話が当時の自分が言いたかったことは、この序章で言い切ったことだったんですよ。もっとフランクな言い方をすると「ヴァンパイアだからって厨二系のイメージで見るな!!」ってことだったんだと思います。

コンセプト自体は独自のアイディアだから別にいいと思うんです。ただ問題なのはそれ故によそのヴァンパイア作品を全力で否定し、自分の考えるネタこそ正解と判断し、それがそのまんまストーリーに出ちゃってること、自分の考えてるネタを物語の筋や読む人の理解度などガン無視で全部詰め込んじゃった、ってことなんです。

執筆当時描いたイラスト、2011年。「ゴシック風」を目指してたらしいが、アンティークな模様にパンクなファッションという、ちぐはぐ具合である

つまりめちゃくちゃこだわりが強い、ってことですね。そしてすごく余裕がない。自分が良しと思わない考え方で作られている作品は全力拒否。単に興味が持てないんじゃなくて否定。ディスりまくってました。

そして今よりはるかに世間知らずなものですから、自分のただユニークなだけのネタを、さも意識高い系の「より価値の高い」作品だと思い込んで、本来自分があまり興味のないはずの事柄をイキって書きまくってました。そのくせリサーチが甘く、本当にイギリス人がそういうことする?考える?と思うようなキャラの挙動が見られます。

自分が面白いと思うかより、読む人に「より価値がある」ということを伝えたがってたかもしれない

本格的に創作活動を始めた小学6年生くらいの時からそうなんですけど、自分は意識の高い系で、そんじょそこらのエンターテインメントなんかとは違う、みたいな気持ちで創作していた傾向がすごく強かった気がします。ちょうどその頃、自分が目にした漫画や映画とかが、単純明快な善と悪の二項対立や、ショッキングなシーンが多すぎることに対して、違和感と嫌悪感を抱き、自分の創作世界しかもう信じられない、みたいな気持ちになってたからだと思うんです。

それをなんか、世の中に復讐してやる、とまでは言わないけどわからせてやるぜみたいな感覚になってたんだと思います。とはいえ、自信満々で文学賞に応募するとかそんな大それたことはせず、創作サークルの発行する冊子内に載せるだけでした。どんなにイキってても、それが真っ当な賞を取るもんじゃないことはわかってました。

でもそれがあって今があるので、後悔はしていない

もっともね、これが現在進行形だったらブログに書いてないですよ。過去形になったから書けた話なんです。それに、結果としてアホだったとしても、それをアウトプットして見返したから、当時の自分が何を考えてて、どんだけやばいかってことがわかるわけです(笑)

二十歳を過ぎて読解力もついてきたり、それなりに世の中のことも理解できるようになってくると、昔の自分が思ってたように世の中クソみたいな子供騙しなエンターテインメントばかりじゃないこともわかってきました。自分が最高に感動する小説や映画とも出会ったり、美しい世界を知ったり、心から憧れる対象を見つけたりして、自分はそれを追いかけて創作しようと思うようになりました。

もちろんね、社会人になってから書いた作品だってクソとまでは言わないけど、ちゃちいな思うのが殆どです。インプットしてるよりアウトプットしてる方が楽しいのは今だってそうだし、どうせ創作するなら私の思いを全力で込めるぜっていうスタンスは変わりません。こんな直に自己主張はしてないけどね(笑)

つまりね、私は根っからの創作オタクなんです。アウトプットすることを最大の生き甲斐にしてるんです。今の職業(WEBコーダー)だってその延長ですよ。そこでアウトプットして初めて、自分が素では何を思ってるのか、出したものを見返してどう思うか客観視できるわけです。

これをね、常日頃から家族や親しい友人に見せて評価を仰いでだね、ありえねえ、何考えてるの?これで小説って言うつもり?なんて他人の口から直接言われたらですね、もう怖くてなにも書けなくなりますよ。その結果、思うことがあっても委縮して表現できず、いつかだいぶ経った後にアウトプットしてしまうと思うんです。だから、恥ずかしがって家族には見せなくて正解だったんです。

2 Comments

NAHKI  

ヴァンパイアのイラスト芸術ですね!

>そこでアウトプットして初めて、自分が素では何を思ってるのか、出したものを見返してどう思うか客観視できるわけです。
なるほどです。私はアウトプットが苦手なので、こういった観点から客観視すればと大変参考になりました!

アンさん自身が、文章やイラストを創作できるパワーって、自分には無いので素晴らしいと思います。

2021/08/12 (Thu) 16:34 | EDIT | REPLY |   

雪柳アン  

Re: ヴァンパイアのイラスト芸術ですね!

いやいや、恐縮です。芸術なんて呼べる代物ではないですよ(笑)
ただの恥晒しです。

アウトプットすることに苦手も得意もないと思います。ただ、納得のいく出来栄えにするのは、なかなか難しいですよね。

ブログやSNSの登場は、こういう私みたいな性分の人間には満を辞して、って感じますね。

2021/08/16 (Mon) 18:03 | EDIT | REPLY |   

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