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Although the world is full of suffering,
it is full of the overcoming of it.
- Helen Keller

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宣伝と称して「萌え絵」を公共の場に出すなんて正気じゃない【加筆・訂正版】

アツギというタイツメーカーがTwitterでタイツを履いた女性のイラストを載せて炎上したらしい。他の人のツイートを見て知り、自分でググってみた。

以前炎上した献血ポスターのときと全く同じだった。若い女性や女子高生を過剰に性的に表現したイラストがずらりと並んでいる。幼稚園児のような顔で股間を開いたり、お尻を見せたり、まあ下品なことこの上ない。もう立派なアダルトコンテンツと言うべきである。

harenchi-mozaiku.jpg
そのイラストの一例。あまりに不愉快なのでモザイク処理をしてます

現在では件のツイートは削除され、公式から謝罪文が出されている。

「謝ってるんだから許してやれよ」と言われそうだが、私は黙らない。こういった現象を起こした日本社会に怒っているからだ。

勘違いしてる人の多さ

今回のタイツの宣伝や献血ポスターの件もそうだけど、最近はごく普通のサイトやアプリの広告、PRなどでこういったいわゆる「萌え絵」が否応なしに目に入ることが多い。それに対して批判の声が上がると「どこがいやらしいのか」とか「気持ちの問題」とか「二次元にエロはない」とか的外れだったりカマトトぶったことを言う連中が出てくる。そして「フェミニストがいちいちうるせえんだよ」とか「オタク差別してる」とか擁護派の逆ギレがあったりするから呆れる。お前らスケベ男どもがマスターベーションしたい内容を老若男女が目にする公共の場に出すことになんの疑問も持たない、そもそもこれらが品のないアダルトコンテンツだと理解できない感覚がおかしい。

そもそもこのような表現は、明らかに問題であると結論は出ている。

女性差別撤廃条約(1979年国連採択、85年日本批准)はジェンダーに基づくステレオタイプへの対処を求めており、日本政府への勧告でもメディアでの根強いステレオタイプの是正を重ねて求めている。

たとえば第4回日本レポート審議総括所見(2009年)では、勧告の項目「ステレオタイプ」に、「女性の過度な性的描写は、女性を性的対象としてみるステレオタイプな認識を強化し、少女の自尊心の低下をもたらす」と警告している。

(参照 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68185?imp=0

このようにかなり前から、客目を引くために女性の性描写をすることは女性蔑視だと言われているわけだ。つまり、萌え絵をポスターや宣伝に使うことはポリティカル・コレクトネスに反していると言わざるを得ない。

そもそも「萌え絵」自体が小児性愛を助長するアダルトコンテンツ

はっきり言って、萌え絵は男性原理主義を信じ自分のプライドを慰めたい人がマスターベーションするためのものだと思う。萌え絵の女の子らが幼稚園児みたいな顔をして、垂れ目で、いかにも逆らわなさそうな顔をしているのは、「男は女を守るべき」という男社会の感覚を満たし、男性たちの支配欲を刺激する。そして異常に大きい乳房は現実では満たされない性欲を満たしてくれる。そうやって男たちの妄想を全部叶えてくれるのだ。

こう書くと「小児性愛じゃない!日本人はかわいいものが好きな民族なんだ!」という反論が来そうなので言っておくと、「かわいいものが好き」という言葉を隠蓑にしてるだけだろと言いたい。萌え絵の顔はただ単に「かわいい」を表してるのではなく、幼く、無力であることを表現した感じにしか私には見えない。私も日本人だから日本の可愛い感覚は共有しているつもりだが、それをもってしてもあれは大きな胸やお尻を持つ女性の年齢相応の顔立ちをしているとは思えない。

TPOをわきまえず公共の場所に出す無神経さが余計に腹立つ

確かにこれらを法律で規制することはできないし、この国の価値観で育ちどうしても萌え絵が好きだという人はある程度いることは認めている。ただ、こういったものはガチガチの年齢制限をつけてよほど見たい人のためだけに設置しておくべきである。それが今、もはやアニメはインターナショナルで日本の誇りだ!とか勘違いした人たちが、図々しくも自分たちの性癖をさらけ出し、破廉恥なイラストが広告や宣伝など誰でも見れてしまう場所に露出している。そしてそれに対して苦情を言うと「オタク差別だ!」とブチ切れる。

言っておくが、こんな現象欧米社会だったら120%あり得ないからな。
(献血のポスターについてはあるアメリカ人がTwitterで批判したことが始まりらしいし)

そして「オタク差別だ」などと喚く連中に限って「たかが二次元」とか「気にしなければいい」とか相手の気持ちを無視した発言をする。女性の身体を性的に過剰に誇張し、不自然なポーズをとったイラストを公共の場にさらすことが、女性の尊厳を傷つけ、自己肯定感を奪っていることがわからないのだ。

女性誌のファッショや化粧品の宣伝に「愛され」系の言葉が並び、それが支持されているのは、「女性は男性に愛されるべき」と女性自身が思い込み、女性の自尊心や主体性は無視されても仕方ないという自己肯定感の低さの表れである。

こんな世の中で本当に「男女平等」なんて言えるだろうか??

私が日本のサブカルを嫌う理由はそういった「意識の低さ」

前にもブログに書いたと思うが、私は原則日本のサブカルは嫌いである。(ジブリとか、子どもの頃好きだったアニメを懐かしむことはある)その理由は、日本のアニメや漫画ではとかく女性は幼く描かれたりエロ担当になったり、男性が女性に対して高圧的(女みたいな顔してて華奢なくせに)な態度だったりと男尊女卑が当たり前のように表現されているからだ。また、少年漫画に見られるような過度な暴力シーンやグロが年齢制限もなく当たり前に描かれていたりするからだ。

一方、海外(欧米)の作品においては暴力やエロについて年齢制限がものすごく厳しく、日本のゲームが海外に進出するときは修正をかけられることも多々あるという。
私の経験でも、海外の作品(映画、ゲーム映像など)で前情報なしにうっかりグロいものを見てしまったという経験はないし(年齢制限や含まれている情報を承知した上で目にしたことはある)、女性キャラにエロ担当はまず見られない。
むしろ男性も女性も平等に凛々しくて逞しく、大人びて成熟している。日本とは正反対だ。

つまり、日本のサブカルチャーはそれだけ人権意識に無頓着ということであり、そういった意識の低さがモロに出ているということだ。だから、私はそういったものは極力見たくないし、絵を描くからってそういうのが好きだと決めつけられると無性に腹が立つのだ。

もちろん、国産のアニメや漫画すべてがこうではないし、健康的な作品もあるだろう。ただ、そういうのに辿り着くまでに大量のエロやグロを目にしなきゃなんないんだろうし、そんなことをしてまで日本のサブカルを鑑賞したいとは思わない。特に私はアクション系が好きなのだが、国産のアクションには何の警告もなくグロが含まれていることが多にしてある。

【余談】インターナショナルになったことでむしろ恥さらしw

広告や宣伝に使われる萌え絵を擁護し、女性たちを傷つけていることを認めない人たちの態度って、この動画のような感じじゃないかなって改めて思いました。アニメがインターナショナルになったことを日本の誇りだと思い込んでる人が多いようですけど、私はむしろ恥さらしにしかなってないと思いますww

2年前にブログにも載せた動画です。日本のアニオタ文化は海外(アメリカ)の人にはこう見えるということがよくわかります。

海外ゲーム内にあったアニメ。対象年齢18歳以上なので開閉式にします

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