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(固定表示)人と動物をくっつけて表現せずにはいられない理由【私の創作の全て】

私の創作作品の特徴として、「プレーンな人間をほとんど描かない」というのがあります。どういうことかというと、何らかの形で人間と動物をくっつけたがるということです。

物心つく前からペンを握って紙に曲線を描きまくっていた少女は、やがて自分でキャラクターを作ったり物語を考えたりする楽しさを覚え、思春期を迎えても成人しても社会人になっても、飽きるどころか年々レベルアップしてますます盛り上がるようになりました。そして、振り返ると十中八九人間と他の生物がくっついている登場人物ばかり描いていたのです(笑)

創作作品の登場人物たち
2023年最新の創作作品の登場人物たち。9人中7人が鳥や獣の身体的特徴を持っている。もちろんこれ以外にもいる

小学生の頃から中学生くらいまで、クラスの同級生に「獣耳ばっかり描いてる~」って冷やかされ、普通の(プレーンな)人間も描かなきゃダメかと何度も思わされてきたけれど、やっぱり一番楽しいのは人と動物がくっついた存在(たまに人間じゃないのもいる)だったんですよ。また一見プレーンな人間を描いているようでも、その人物のシンボルや関係することとして何らかの動物を充てていることが多く、全くそれらなしにプレーンな人間を描くとしたら、ストーリーテラー的ポジションの、作者の思い入れがあまりない登場人物くらいしかいません。

ではどうして、私はそこまで人と動物をくっつけて描きたいのか。動物が好きだからというのもありますが、動物が好きという理由だけなら動物「だけ」描きますよね。人間の要素と動物の要素を「混ぜて」表現したいのには、それなりの理由があるはずです。

その理由を具体的に考えてみたら、主に3つのパターンが出てきたので、それぞれの場合について今回深く掘り下げていきます。

その1.人間の知性と野生動物の逞しさを融合させたい

これが一番思い入れが強く、充実しているパターン。イベント出展している作品世界や、この間描いた鳥人型AIロボットは、そういう気持ちで表現したもの。

オオヤマネコ系人種 アムル族
シャチ系人種 カナマ族
鳥人型AIロボット シーカー(ロボット感皆無なのが肝要👍)

人間は表情や言動で精神性を、動物は姿と身体能力で強さと美しさを表し、それらが両方あるというのは、私にとって最も描き甲斐があるんです。

メイン創作の場合は彼らを人間の一種として描いているんですが、それは人間の仲間とすることで、人間が本来持つ強さや多様性を表現したいという思いもあります。兎角ファンタジーにおいて、人間というのは画一的で弱い存在として括られがちで、昔から私はああいうのが好きじゃなかったんですよ。また、殆ど人間そっくりの姿なのに「人外」とすることで、なんか、我々人類とは相いれない存在なんですよっていう、壁作られてる感じで気に入らなかったんです。だから、メイン創作の世界では「野生動物の身体的特徴を持つ人間」という設定にしました。そしたら思いのほか内容が充実してきて楽しくなったので、この設定をしてよかったなと思います👍

AIロボットの方は、テクノロジーに訴えて、メイン創作よりももっとやりたい放題にしました。メイン創作の住人よりも鳥要素を強くし、半ばギリシャ神話のモンスターのような姿になってしまいましたが、それでも、猛禽類のような強さと身体能力に、人としての親しみやすさや賢さ(ロボットではあるけど)があったらいいなという気持ちであるのは同じです。

その2.苦手な生き物を神秘的でシュールな雰囲気で克服したい

これはごく稀なパターンです。概ね無脊椎動物が対象です。で、此処まで人間と遠い生き物とくっつくとなると、グロいのは嫌なのでコスプレになります。

レアなのになんで2番目に紹介したかというと、2年前から描いてるこの人が、自分も含め好評だからなんですよ🤣

前回の記事に引き続き登場、Mr.Moth

Mr.Mothって人物、我ながらすごくいいと思うんですよ。蝶々じゃちょっと華やかすぎてくどいし明るい感じしかしないけど、蛾は蝶より嫌われている分不気味で神秘的な感じがして、こういうミステリアスな雰囲気にぴったりだと思います。

Mr.Mothのインスピレーションは、Pinterestで見つけたこのマント。

これ以外にも、蛾(特にヤママユガの類)の神秘的で綺麗な画像をいくつか見つけて、創作活動に取り入れたら少しは虫嫌いが改善するかなあと思って表現したのがきっかけでした。
Pinterestにもあるように、こういう神秘性(妖しさ?)は普通女性で表現されることが多い気がするので、男性で表現したら面白そうだし、何より女性の私にとって好ましいので、こんな感じになりました。

実は過去にカマキリ先生とMr.Mothのツーショットを描いたことがあるんだけど、そしたら昆虫色全開で、虫嫌いにはだるい絵になって笑いました。見る覚悟のある人はここをクリックしてみたら?(責任は取りません)

その3.得体の知れない不気味な生命体と意思疎通したい妄想

思春期によく描いていたパターン。今でもたまに描くことがあります。いわゆる「深夜のテンション」でできちゃうやつ。

不思議な夢を見たとき思いつきやすく、気持ちが弱っているとき描きたくなる。

こちらは、作品の詳細をズラズラ書くのは気が進まないので、去年のイカれた記事を貼っておくから気になる人だけ見てね。

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